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ビーツの硝酸塩が筋力を有意に増加させる

食事性硝酸塩(ビートルート(ビーツ)に含まれる活性分子)を摂取すると、運動中の筋力が大幅に増加するようだ、という英国エクセター大学からの研究報告。

研究チームは、10 人の健康なボランティアを対象に、15N同位体で標識された硝酸塩サプリメントを摂取させ、最大の力で脚の運動を行うように求めた。そして、摂取された硝酸塩の唾液、血液、筋肉、尿中の分布を追跡し、 体内のどこで硝酸塩が活性かされるかを検討した。

参加者は、硝酸塩を摂取してから 1 時間後、エクササイズ マシンで 5 分間にわたって最大強度で大腿四頭筋 (膝をまっすぐに伸ばしているときに活動する太ももの筋肉) を 60 回収縮させるよう求められた。

その結果、研究チームは、筋肉中の硝酸塩レベルが大幅に増加することを発見した。硝酸塩サプリの摂取により、プラセボの摂取と比較して、参加者の筋力が平均7%増加したという。

「この研究は、おそらく一酸化窒素の供給源として作用するため、筋肉の硝酸塩レベルが運動パフォーマンスに重要であるという最初の直接的な証拠を提供するものだ」と研究者はコメントしている。

出典は『Acta Physiologica』

http://dx.doi.org/10.1111/apha.13924


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