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SDGsと高齢者ビジネスpart3

SDGsの達成状況は、ランキング形式で発表されています。トップ3は、デンマーク、スウェーデン、フィンランドで以下10位までを西欧諸国がしまいます。日本は、15位となっています。
特に、戦後に社会保障や環境保護を積極的に行ってきた北欧諸国は常に上位に食い込んでいます。

このことこら、SDGs自体はヨーロッパに有利なルールになっていると言われています。
SDGsの背景には、ヨーロッパが主導する2つの大きな動きがあると言われています。
2006年の責任投資原則(PRI)と2015年のパリ協定です。
PRIは株式投資に倫理規範を求めるもので、パリ協定は脱炭素条約です。
PRIのルーツはイギリス、パリ協定はフランスの努力によって成立しました。
これらの歴史的背景を見ると、ヨーロッパに有利な理由が見えてきます。

さてここで、この記事を作成するにあたり参考及び引用している著書があります。
落合陽一氏の「2030年の世界地図」です。
この中で落合氏は、4つのデジタル・イデオロギーを提唱しています。
デジタル・イデオロギーとは地域による方法の違いから生まれるデジタルへの向き合い方を意味するとのことです。
これを見るとSDGsとヨーロッパのつながりが見えてきます。

アメリカン・デジタル
GAFAMなどのグローバル企業が、潤沢な資金をもとにイノベーションを次々と生み出し、世界を牽引する、これがアメリカン・デジタルの特徴

チャイニーズ・デジタル
アメリカン・デジタルによって生み出されたイノベーションを、中国政府の強力な統制のもと自国の大規模市場に独自のサービスとして提供することで、さらなるイノベーションを起こしています。しかし、国家の市場へ過度な管理により、株式や通貨価値が正しく評価されていない為、リスクが高いとも言われています。

ヨーロピアン・デジタル
ヨーロッパは、ITテクノロジー以外の分野に関する技術力で他企業に圧倒しています。
それは、ヨーロッパの伝統と文化を背景としたブランド力です。
職人による物づくりやブランド価値のような付加価値を高める方法論は、アメリカや中国そして日本などの大量生産と大量消費の考え方とは真逆で、SDGsの目標との親和性が高いのです。

サードウェーブ・デジタル
インドやアフリカなどは飛躍的な経済成長とげた発展途上国です。これらの地域は、近代インフラが整備されておらず、ここ数年の急激な技術革新により、先進国と違い一足飛びに現代へ到達してしまったこと。
これらの国は、近代的な社会制度を取り入れず、封建的な国家が多いようです。

まとめると、SDGsとヨーロピアン・デジタルは同じような思想を共有しています。資源を大量に消費し、低コストの商品などを大量生産するのではなく、資源を大事にし価値がある、ブランド力のあるものを必要な分だけつくり、将来に資源を残しましょう。
これを見ると、前述したように以下にSDGsがヨーロッパに有利なルールかが理解していただけたと思います。
次回は、もう少しこのヨーロピアン・デジタルとSDGsについて書いていきます。

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