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パイナップルのハイチュウ

沖縄にいきたい!!

自分の言ったひょんなことから
娘が生まれて初めて家族で
飛行機に飛び乗り沖縄へ旅行に行った。

結婚式の時に某クルーズ船の話題から
出産のときの面談謝絶に続き
生まれた娘は目には見えない
小さなウイルスとの生活
目に映るマスク越しの顔
本当に世界が一変した生活の中だった。

そんな生活を感染症のレベルが変わった後の
旅行だった。

娘の性格はかなり好奇心の塊。
空港内をジュースの入ったリュックで散策された。

飛行機の離陸の時は、
耳が痛くならないようにジュースを飲みなよ〜!と
伝えたことに味をしめたのか、
「ママ〜耳が痛くなるからジュースちょうだい〜。」
と言いながら娘なりに楽しみ、
親は随分と快適な空の旅を満喫した。

沖縄に着き、レンタカーで移動中は
ほぼ溶けるように頬を垂らして
睡眠をとられては、
目的地での探索を楽しまれていた。

こんな小さい頃に旅行に行っても
大して覚えていないだろうなと思いながら
運転しながら目的地に向かった。

自分でさえ小さい頃の記憶は
ほとんど思い出す事がなく
数えるくらいしか覚えていない。

段々と思い出す機会も減ってきた。

そんなとき、自分の父親が
仕事の都合で沖縄にいってたなと
ふと記憶から出てきた。

お土産にパイナップルとミニパイナップルと
ハイチュウのパイナップル味を大量にかってきた。なんでパイン尽くしだったんだろう。

今更聞こうにも父親は数年前に病で旅立ってから
記憶から思いだすことをしなくなっていた。


そんなことを思い出し、
着いた目的地がパイナップルパーク。

自分の父親との思い出が
こんなに懐かしむ日がくるなんて。


#名護パイナップルパーク


旅に行く。
なんとなく自分のもっている
思い出の記憶を片隅から
掘り起こす作業なのかなと思った。

そう思えば、
小さな娘は覚えてないかもしれない旅行も
もしかしたら断片的に覚えてるかもしれない。
いつか、どこかのタイミングで
思い出を頭の片隅から掘り起こして
懐かしむかもしれない。

そんな「なにか」が思い出された時、
自分に話してくれたら嬉しいな。



そして「あの時のパイナップル」は
美味しかったな。

娘と娘だった人の思い出の記憶。

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