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天皇賞追い切り診断

新天皇即位初の天皇賞とあって、JRAもかなりの力の入れよう。調教VTRも、前3走のなんでもない重賞レベルまで用意されていて、比較もしやすい。それではさっそく診断してみたい。 ○カデナ B 全体的なタイムは決して悪くないが、これより馬場の悪かった新潟記念時の調教より最後アップアップになったのはちと気に食わない。 ○アーモンドアイ AB 軽目ながらタイムもまあまあで状態は良さそう。ただ、安田記念時の方が動きはダイナミックで、それよりは若干落ちる様な気もする。 ○ケイアイノー

    • 菊花賞追い切り診断

       先週の秋華賞、ズバリとまではいかないが、A診断した人気薄のシャドウディーヴァの4着はまあまあの結果と言えるのではないか。もう1頭A評価した5着のビーチサンバも、福永がまともに乗ってりゃ馬券圏内は十分にあったと思う。  一方で府中牝馬Sは、A評価を付けた穴馬フロンテアクイーンが見事爆走(まあこの馬は1800mも府中も得意ということも大きかった)してくれて、こちらはズバリとなった。こちらは実際に馬券でウマウマ出来たのでそういう意味でも痛快だった。  無論、調教はあくまで予想

      • 秋華賞回顧

         結果から言えば軸とした馬が二桁着順という散々(自嘲)の結果だったが、先週とは逆に調教診断はそこそこ結果出せたと思う。取り敢えず心情的には回顧もしたくない気分だが、しないとお話にならないのでしておこう。 まず馬場状態だが、予想の段階で考えたよりは若干良かったものの、回復しても多少タイムは掛かる馬場という予想は概ね当たったように思う。ただ、想定外だったのは、内がまだ伸びる馬場だったということ。この点も予想にやや影響してしまった。  ラップは以下の通り。 12.3 - 10.

        • 秋華賞予想

           台風の影響で東京開催が2日分も延期される中、ある意味強行開催された京都だが、さすがに台風と無縁という訳にはいかなかった。馬場状態は相当悪い状態での開催となった。ここまで悪くなると、本番の日曜は、晴天でもそう簡単に高速馬場までは回復しないだろうと見ている(本来なら馬場状態確認してから予想すべきだが時間もないので)。それを前提に予想してみたい。  まず馬場は時計が掛かると同時に、内枠圧倒的有利から、ある程度外が有利な馬場に変わっているのではないかと考える。つまり内枠はやや(完

        天皇賞追い切り診断

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        • 重賞レース調教診断
          7本
        • 重賞回顧
          6本
        • 重賞競馬予想
          3本
        • 世相徒然草
          5本

        記事

          秋華賞追い切り診断

           秋GIシリーズ第2弾の秋華賞。台風の影響も関西は直接受けず、何とか予定通りの開催に漕ぎ着けた。だが、馬場状態は多少影響を受ける可能性はあるかもしれない。取り敢えず馬の状態は追い切りで確認しておきたい。 ○ダノンファンタジー AB 栗東Wとは言え、800mのみの追い切りなのでタイムは出るが、落ち着きも感じるし、態勢は整ったと見るべき。 ○メイショウショウブ AB しっかり最後まで坂路で追ったこともあり、タイムはそこそこ出た。 ○ブランノワール BC(Cより) もともとそ

          秋華賞追い切り診断

          府中牝馬S 追い切り診断

           台風一過の中で何とか月曜開催は可能らしいが、土曜日曜と2日分が延期ということで、馬場状態の読みも難しい部分がある。ただ、馬の状態については調教である程度はわかるだろう。早速調教を見てみる。 ※紹介順番は現時点で枠順確定していないので、50音順で ○エイシンティンクル BC 馬なり軽目で、あくまで調整という感じ。これだけの動きを見て良し悪しを判断出来る材料にはないが、やや集中力に欠ける印象を受けた。 ○オールフォーラブ AB(Bよりの) タイムはさほどでもないが、前脚の

          府中牝馬S 追い切り診断

          あいちトリエンナーレ騒ぎでほとんど語られないこと

          あいちトリエンナーレ再開  慰安婦少女像や昭和帝写真焼却の展示で、一旦中止にまで追い込まれた「あいちトリエンナーレ」の「表現の不自由展」だが、条件付きで再び展示再開された。この表現の不自由展については、元々、表現の自由に絡み議論を巻き起こしそうな(巻き起こした)展示物を敢えて展示することで、表現の自由についてもう一度考えようという意図があったようだ。こうした騒ぎになることについては、ある意味確信犯(本来は誤用だが)だったとも言える。  一方で、国(文化庁)が一度認めた補助金を

          あいちトリエンナーレ騒ぎでほとんど語られないこと

          凱旋門賞回顧

           回顧と言っても海外のレースに詳しいわけでもなく、具体的な力関係などについて言及したところで虚しいだけだろう。しかしながら、日本馬がここ最近、凱旋門賞で馬券に絡めないどころか大惨敗を繰り返す要因に何があるのか、凱旋門賞を通じて少し考えてみたい。  ただ、その前の大前提として、90年代末辺りから海外遠征でも日本馬が結果を出すようになり、その理由が「日本馬」の実力がそれ以前と段違いに上がったからだという論調が目立つことの是非について触れておく。同時にそれはジャパンCで日本馬が上

          凱旋門賞回顧

          毎日王冠回顧

           過剰人気と見てダノンキングリーを軽視していただけに、出遅れた瞬間ガッツポーズをしてしまった(嗤い)が、最後に舌打ちする結果となった。個人的な是非はともかく、早速回顧してみよう。  レースラップは以下の通り。 12.9 - 11.3 - 11.3 - 11.5 - 11.5 - 11.6 - 11.2 - 11.3 - 11.8(勝ちタイム1分44秒4)  同日2勝クラスの平場戦が、 12.3 - 11.2 - 11.8 - 12.2 - 12.0 - 11.1 - 11.

          毎日王冠回顧

          京都大賞典回顧

           スローを予想していたのだが、馬場状態を加味しても、思ったよりは速く(まあ馬場を考慮するとミドルペースぐらいか)なって、おまけに逃げを主張する馬がいなかったので、予想の軸としたダンビュライトが逃げる形になったのは、微妙に想定外だった。まあ結果的に見ると予想は当たった(やはりワイドにしておいて良かった)が、何とも煮え切らない形の結果となった。  ラップは以下の通り。 12.9 - 11.0 - 11.5 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.4

          京都大賞典回顧

          京都大賞典レース予想

           珍しく多頭数となったが、安心して軸に出来る馬は余り見当たらないという、言わば「難しい」レースというのが一見したところ。  早速予想してみよう。  まず重要なことは、やはり軽い馬場の京都の開幕週だけに、前と内が止まらず、ディープ血統がよく来ているという傾向を掴むこと。そして何が逃げるのかだ。  逃げそうなのはバリンジェネシス、ドレッドノータス、クリンチャー、展開次第によってはダンビュライト辺りまでは有り得そうか。ただ、可能性で言えば最近のレースぶりからバリンジェネシスと

          京都大賞典レース予想

          毎日王冠レース予想

           府中・淀開催が始まり、いよいよ秋競馬も本格的に始まった形。伝統の毎日王冠と京都大賞典が同日開催されるが、本番の天皇賞(秋)を見据えたレースで、両レースとも内容も注目される。  まず、ただですら近年前と内が止まらない府中の馬場で、しかも開幕週となると、状態が気になるところ。土曜の上級クラス¥芝レースが少ないこともあり、明確な傾向とまでは言えないが、タイムは出るものの、思ったよりは前・内有利ではないかなという印象だ。  無論、前と内がかなり有利なことには変わらないが、外と差し

          毎日王冠レース予想

          サウジアラビアRC回顧

           府中開催がいよいよ始まったが、開幕週ということも相まって馬場状態は非常に良く、好タイムも出ている。ただ、「後ろが全く来ない」、「外が全く来ない」と言う、近年の府中にありがちな極端な前有利という程ではない様だ。「ある程度内・先行有利」というぐらいの感覚で捉えておいた方が良さそう。つまり、以前の認識の府中開幕馬場程度の認識でOKということだ。  一方、本日は秋競馬開催初の2歳重賞、サウジアラビアRCが行われた。早速回顧してみたい。  まずはレースラップから。 12.3

          サウジアラビアRC回顧

          京都大賞典主要馬追い切り診断

           どちらかと言えば割と少頭数になりがちな京都大賞典だが、今年は17頭とかなりの出走となった。ただ例年と比較してメンバー自体は小粒の印象もあり、波乱含みと言った所だろうか。それでは早速診断してみたい。 ○ノーブルマーズ AB 単走ながら小気味良いフットワークで、全体的なタイムは特別良くもないが、体調は良さそうだ。 ○アルバート AB 長期休み明けではあるが、この馬にしてはかなり動いた印象。タイムもさることながら、フットワークも軽く、足捌きも小気味良い。距離、馬場、展開などの

          京都大賞典主要馬追い切り診断

          毎日王冠主要馬追い切り診断

           近年は調教技術の進化、外部施設(外厩)での調整も増え、直接天皇賞(秋)に挑む馬が多くなったとは言え、天皇賞前哨戦としての重みは決して褪せない伝統のGⅡ毎日王冠。出走主要馬の追い切り調教を診断してみたい。 ○ケイアイノーテック BC 動きのバランスは良いのだが、フットワークに重さが見られる。本格的な追い切りではなかったが、休み明けとは言えもうちょっと動ける馬ではないか? ○ギベオン A オープンクラスのディープインパクト産駒らしく、調教での動きは抜群。全体的なタイムはとも

          毎日王冠主要馬追い切り診断

          関電スキャンダルと同和問題

           関電の経営陣が元高浜町助役から多額の金品を受け取っていた問題が、当初思われていた大企業の不正や収賄、不適切な原発運営という話から、どうやら同和問題へと飛び火しているようだ。  念の為大前提として書いておくが、「同和問題については、いわゆる差別問題が既に完全に解消したとまでは言い難く(特に西日本)、同和絡みでのスキャンダルを利用して、それを元に『だから差別されて当然』なる論理を構築する連中は絶対に許されるべきではない」というスタンスを我々は取るべきである。特に最近はこの同和

          関電スキャンダルと同和問題