杏平ゼロ。「結晶」を観て②
<鷹野杏平に何があったのか考えてみた>
「昔はこうじゃなかった」というセリフが気になる。彼はなぜあんな風に顧客にズケズケとものを言うのか。何回か観て自然にそれはわかった。結論を言えば、彼は優しい人間なのだ。人間であろうとする、人間の形をした何者か、なのだ。彼はある日、本当の優しさとは何か、に辿り着く。その物語を極端な想像から綴ってみよう。あくまでも、とても極端なわたし個人の身勝手なストーリーだ。肯定も否定もいらない(わたしは反論に弱い)。では始めよう。まずは杏平の父(人工子宮