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「~Living National Treasures~ #Ep44 ~Make You Feel My Love~(2021年12月)」


いつも読んで下さるみなさん。そして初めて読んで下さるみなさん。


 
私は「ぺこら」といいます。


 
今日はすこしだけ真面目な話をしようと思います。



 
私はFRUITS ZIPPERというアイドルグループの仲川瑠夏(なかがわるな)ちゃんという人の紹介を私の兄である「ぽこ」から依頼され、このブログを書いています。


仲川瑠夏ちゃん(左から2番目)


 
過去にも少し触れましたが、兄は色々と困難な状況にあり、メンバーの1人である真中まなちゃん(1番右)FRUITS ZIPPERのみんなに出会ったことで、その事と向き合う決心をしました。


 
今回はそんなお話です。




兄は真中まなちゃんに救われ、彼女に恩返しをするためにnoteにて応援のブログを4か月に渡って綴っていました。


 
現在はいくらか認知して頂けるようになりましたが、まなちゃんの生誕祭の前日に、そのブログは「フォロワー数・コメント数0」という散々な結果で最後の投稿を終えました。


「ぽこ ブログ最終週週間結果」


その際、兄が心を乱すことなくブログを書き続けられた背景にあった、同じFRUITS ZIPPERのメンバーである仲川瑠夏ちゃんが歌った曲を紹介します。


 
その曲は「Adele」「Make You Feel My Love」


 
Bob Dylanの名曲をAdeleさんがカバーしています。


また、話も少し長いので、聴きながらお読み下さればと思います。




 
兄は仕事において出世欲はありませんでしたが、昇進などは前向きに受け止め、それなりの地位と給料を得るようになりました。


 
しかしある時、自分の能力ではついて行くことが出来ないステージまで来てしまった為、大変に重い「心の病」を患いました。


 
すぐに治るようなものではないので、次第に自分の能力に見合っていない給料を貰うことの負い目に苦しむようになり、降格を願い出ることを繰り返して、遂に給料は半分になりました。


出口が見えない毎日を大量のアルコールを摂取することで紛らわし、二日酔いが醒めないうちにまたアルコールを浴る生活を繰り返すことで、消化管の病も併発しました。


 
その時はとても声をかけられる状況ではなく、その悲惨な様子をただ静観するしかありませんでした。


 
このままいつ人生を終えても良いと下を向いて生きていた中で、FRUITS ZIPPERとの出会いにより転機が訪れましたが、そこからさらに一歩を踏み出すには大きな壁がありました。


兄の病気は満員電車のような“人が多数ひしめく狭い場所”で気分が悪くなってしまうことがあり、ライブに行くことが困難だったのです。


 
訪れた転機と、自身の病気の相性が最悪だったのですから、とても皮肉なものです。


しかし、兄は自分の運命と向き合うため、意を決してまなちゃんに逢いに行きました。


緊張を抱えつつ川崎クラブチッタに入場しましたが、悔しいことにライブが始まる数分前に恐れていたことが起こりました。


外へ出て気分を落ち着かせようとしましたが、会場は再入場不可と言われ、焦っていた時に1人のスタッフさんが外について来てくれると仰って下さいました。


そして、外にあるコンビニで心が落ち着きそうな飲料などを買い求め、すぐに会場へ戻りました。


 
お陰で何とか開演に間に合ったので、その時のスタッフさんには本当に感謝しかありません。


ライブも中盤に差し掛かり、サンタクロースの姿で椅子に座り、届けてくれた”静かなゴスペル”とも言うべき彼女たちの優しい歌声は、兄の心に福音をもたらしてくれました。




そして、その後の特典会で、たった数十秒間でしたが、ずっと逢いたかったことと、翌日からSNSにて挨拶を始めることだけをまなちゃんに伝え、人目も憚らず泣きながら家に帰りました。


 
家路についた兄はその1週間後にブログを始め、のちに「きゃてぃ」「わたし」にブログのバトンを繋ぎ、今日にいたります。




 
FRUITS ZIPPERには“実を結び、元気を届ける”という意味が込められていて、本人たちもファンも同じ「ふるっぱー」と総称しています。


 
兄はいつもFRUITS ZIPPERのライブを 「ふるっぱー」全員が目に入る“最後列から観る”ことを好んでいます。


 
それはたぶん自分と同じように「FRUITS ZIPPERに照らされ、輝いている人たち」を見たい。


 
そんな理由なんだと思います。


 
兄はいつもふざけてばかりですが、とても優しく、またどんな時も私を元気づけてくれます。


 
そんな姿を見て私も同じ「ふるっぱー」になりたいと思いました。


 
どうか私たちの届けたい愛をみんなが感じてくれたらうれしいです。


 
それでは良かったら聴いて下さい。


 「Adele」「Make You Feel My Love」です。


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