死と隣り合わせの光の世界
目に見えないはずの恐怖が可視化したとき、初めて患者さんと同じリスクを少しだけ背負った。それが、人生の意味について考えるきっかけになった。
ここはコロナ専属病棟。
自分は年齢的にリスクにはならないし、これといった基礎疾患もない。確率的には、仮に感染しても死ぬリスクは少ない。イタリアの報告をみれば、0.5%以下だ。人種の影響もあるかもしれない。もちろん、若くて基礎疾患がないのに超重症になる人もいる。特に医療従事者は、一般の人が市中でもらうよりも大量のウイルスを浴びる可能性があり