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セミリタイヤ疑似体験 x ハーバードの運命を変えた授業

さくっと聞くならスタエフをどうぞ!

質問です!


みなさんは仕事が楽しいですか?

どんな人生をめざしていますか?

セミリタイヤに興味がありますか?



アメリカでよく聞く成功の定義は、

お金と時間から自由になること。

いわゆる、『セミリタイヤ』を羨ましく思う風潮があります。



そして、自分も実はセミリタイヤを疑似体験したことがあります。


生活に困らない程度のお金をいただけるようになり、
それに加えて十分な休みももらえるようになったのです。


日本で医師をしていた時は、とにかく休みがありませんでした。
週100時間程度の労働は当たり前で、家に帰っても、
いつ病院に呼ばれるのか緊張しながら暮らす毎日。

真夜中だろうが、休みの日だろうが、
緊急事態があれば、主治医として呼び出されて
病院に戻るのは日常茶飯事でした。


しかし、どう考えても、そんなことができるのはアジア人、
特に日本人だけかなと思います。


休みとお金があれば、気軽に旅行にも行けるし、
値段をそこまで気にしないで高いレストランにも行ける。

好きな時にサーフィンができて、
平日の昼間からビールを飲んで、
好きな時間に寝て起きて。


いいことばかりでとっても楽しく、
『苦労してアメリカに来てよかったなー』

『この生活なら一生できるな、、、』


と、幸せの絶頂にいました。




はい、そんなわけないですよね、、、


最初の3ヶ月くらいはよかったのですが、
あっというまに飽きてしまいました。



どのくらい飽きたのかというと、

『暇な時間に何をすればいいのかわからなくなった。』

『仕事に行くのが嫌になって、情熱が薄れた。』

『休みのありがたみを感じられなくなった。』



そして、結果として、

『風邪をよく引くようになった。』

『エネルギー切れのようになって、覇気がなくなった。』



しまいには、家族が朝出かけて、そして夕方に帰ってきて
びっくりされたのです。

『絨毯に根が生えたかのように動いていない。』

そして、病院に連れて行かれました。



さいわい、いろいろ検査をしてもらったのですが、
何も見つかりませんでした。


でも、どうにも気のせいではすまない。


特に落ち込んでいるわけではないのですが、
とにかくやる気が出ないのです。


主治医の武士のような日本人の先生から一言:

『燃え尽き症候群だね、、、』

との診断。


それまで、必死で気を張って生活していたのが、急に緊張の糸が切れ、

いろいろなストレスから開放されたので、完全にガス欠になったのです。


ショックでした。


なんのために頑張ってきたのだろう?

今まで、時間もお金も、そして家族まで振り回して、

きっと幸せになれると思って頑張ってきましたが、

待っていたのは満たされない渇いた偽物の幸福感。


途方に暮れていたところ、家内から御祓に行くことを提案されました。


こんな時でも、ハワイでよかったと思うのが、神社があることです。

やはり日本人だからでしょうか?

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お参りしたのは、ハワイの産土神社である、ハワイ出雲大社です。

宮司さんとお会いして、いろいろなアドバイスをいただきました。


『次の誕生日まで、自分が直接の原因でなくても、

いろいろと悪いことが起こるかもしれません。

でも、これは周りへの感謝を忘れず、

注意しながら生きるということです。

その後、お導きがあるでしょう。』


なるほど、今まで家族のためだと思って頑張ってきたけれど、

どうやら独りよがりだったのかもしれない、と気づいたのです。

幸せは、自分が何かを達成した時ではなく、みんなで何かを達成したり、

シェアすることでもたらされる、そういう視点が完全に抜けていました。


『周りに感謝することで未来が開ける』


というメッセージをいただき、誕生日まで感謝しながらも、

気をつけて生きることにしました。


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その時はまだわかっていなかったのですが、

『自己成長のために邁進すること』

で得られるよろこびと、

『周りの人を助けたり、幸せにすること』

で得られるよろこびは、メカニズム的にも全く異なるものです。


どちらか一方を突き詰めていくと、どこかで壁にぶつかって、
進まなくなるようにできているのでしょう。

自分は、ようやく乗り越えた壁を見て、
それが自分の力だけで成し遂げたものだと錯覚していたのです。


ほどなくして、変化が現れはじめました。

感謝すること、周りの人を助けること。

仕事も、自分の好き嫌いや得意不得意で決めず、

周囲に影響をおよぼすかどうか
誰かのためになるのかどうか

で選ぶようになりました。


そんな折、誕生日が近づいたある日、ふと1通のメールに目が止まりました。

以前登録したメーリングリストからのメールで、いつもなら即座に消すのですが、そのタイトルが気になって、読んでみました。


Lifestyle Medicine in Day-to-Day Practice


ハーバード大学医学部が主催する2日間の勉強会の案内です。

『Lifestyle Medicine』

初めて聞く言葉ですが、キャッチーなので読み進めてみます。


非感染性疾患(いわゆる生活習慣病)を、ライフスタイルを変えることで

治療や予防につなげる。


当たり前といえば当たり前なのですが、時間がかかるわりに効果がなく、
現代医学では、そこに力を入れて実践する人はいないと思っていました。


でも、ハーバードが大々的に力を入れている勉強会です。

自分が体調を崩したこと、キャリアチェンジをしたこと、

幸せを感じられなかったこと、いろいろなことがもしかしたら

関係しているのかもしれない。

しかも、勉強会の日付を見ると、なんと自分の誕生日のすぐ後なのです。

宮司さんの言葉にピーンときて、その数分後には、

ボストンに旅立つ手配をしたのでした。


初めてのライフスタイルメディスンの勉強会は、
実に目から鱗の連続でした。

同じような考えをもつ仲間との出会い。

聞いたこともないような話がもりだくさん。

今までの医療や西洋医学に対する疑問と限界。

病気を根本から治療できていないのでは?

と考えさせられる内容ばかりだったのです。


今までうすうす感じていたのにあきらめていた、直視していなかったこと。

お金にならない、時間がかかるから、といった理由で

みんがやりたがらないことに意味がある。


そして、『科学的』という名の幻想。
再現性、法則性をみつけるために、科学はとても大事。
でも、科学で証明するのには時間もお金もかかるし、
必ずしも証明できないこともある。
そういって、科学があまり見てこなかった
『根本的な原因』に対するアプローチ
これを生活習慣で変えることができる
ライフスタイルは選択の結果
未来は選択の結果
gene is not destiny
遺伝子は運命ではない
生き方が運命を変える



この辺りのことは、またじっくりと別の記事でお話ししたいと思います。



ライフスタイルメディスンは、知識とやる気ですぐに実践できます。

ライフスタイルメディスンは、自分の健康に関する運命を科学的に乗り越える、習慣デザインを提案します。

健康を維持できるとしたら、どんな未来を思い描きますか?

毎日少しずつ健康に投資することで、自然と時間と意志力を
コントロールできるようになる、そんな美しい生き方を提案します。

ライフスタイルメディスンを広めることで、

健康で覇気のある人を増やし、
薬が必要な病気の人を減らし、
みんなが力を発揮してやりたいことができる社会を作り、
子どもと地球の未来に投資し、
そして日本人のよさを海外にも広めることができる、

そんな素敵な未来をデザインできると信じています。

今後もnote twitter youtube スタエフ などなどで
すぐに使える実践的な情報や、キャリアデザイン、
そしてハワイの秘密情報を発信しますのでご期待ください!


今日の内容はこちらでも聞くことができます!

https://stand.fm/episodes/5f71458918e90947753e2fe2

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