飲み会を開く若手の気持ち

この時期にありがちな送別会や歓迎会のたきの若手の気持ちを少し深掘りしていきたいと思います。

今日、会社内で次年度の異動に関する内示がありました。

ぼくの上司は今の部所が長いこともあり、今年度でここを離れることになったんですね。

後輩くんはすかさず同じ職場のメンバーに「今週、金曜送別会をやります!」みたいな意気のいいメールを流したんです。

そこには訳があって後輩くんは新人で配属されて、最初の部所で、最初の上司ということもあって思い入れが人一倍強いことと、

お世辞にも仕事ができるは言えない後輩くんは、周りが後輩くんの業務に半ば諦めて接するのに対し、きちんと指摘してくれる上司が父親みたいな存在だったみたいです。

「ぼくは鈍感だから言われないと気付けない。言ってくれる方が嬉しい」と後輩くんからよく話しを聞かされていました。

いい子です。

そんなこんなで異動が決まったら送別会を後輩くん自ら音頭を取って開催したいと思っていたようです。

ただ、送ったメールを受け取ったメンバーは「急すぎる」とか「年度を跨いでもいいんじゃない?」とかやいのやいの言うわけです。

確かに、急だし、来れないメンバーがいるし、お店もきっと取れないし、年度を跨いでもう一回調整して全員でやった方が「スマート」なんです。カッコいいんです。

そんなことは知ってるんです。

見誤っちゃいけないのは、
ここにはいつも鈍臭い後輩くんを突き動かしている熱いものがあって彼なりの不器用な気遣いで上司に喜んでもらおうとしているわけです。

それを知らんぷりしちゃダメだとぼくは思います。

一応、お店を予約できるのかと聞いてみると「なんとかします!」と逞しい返事があったので、これはもう任せようと決めました。

ただ、飲み会の場では後輩くんの名誉のためにこの一部始終を説明してやろうと思ってます。

後輩や若手はなぜか幹事を任されがちです。(※今回の場合、後輩くんが言い出しっぺですが)

幹事が決めた店や時間に対し、先輩や上司に当たるおっさん達は面白がって茶々を入れることが当たり前のようになってませんか?

ぼくはどうせ文句を言われるからと開き直ってしまっているのでなんでもいいですが、

世の若手や新人は出来る限り様々なことを予想し、想定した上で、行きたくもない飲み会のやりたくもない幹事をやってたりします。

自分がしてきた苦労を後輩に強要する古臭い考えをいつまでしているんですか。って話しですね。

というわけで今日は「そりゃあ飲みに行く若手が減るでしょうよ」といったお話しでした。

それでは、お疲れ様でした。





この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?