〝学び〟を続ける
先日、
『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた
-あなたがあなたらしくいられるための29問』
佐藤文香・監修
という本を読んだ。
ジェンダーに関わる勉強をしていて、手に取った本。
よくニュースになることや、
素朴な疑問を丁寧にまとめられていて、
とても勉強になった。
私の興味のある分野と感じたこと(自身の解釈)↓————————————————————————
⬜︎ 教育の場面に見る、「隠れたカリキュラム」
▷「委員長は男子で、副委員長は女子が多い」
というような事例も、
リーダーは男性で、補佐は女性という、
性別役割分業意識が無意識に生産されている例
⬜︎ ジェンダー・ステレオタイプをめぐって、人々が内面化する傾向を持つと同時に、その再生産を行なっていること
⬜︎ 「お膳立て」が含まれている点
▷例:「家事」について
妻が夫に料理を頼む際、指定された食材を買ってきて、料理をすることの前提に、
「家族の好き嫌い、アレルギー」、「予算」、「1週間のうちで、栄養面に偏りがないか」など、
頭の中でやりくりをするという過程が含まれていると言うこと
⬜︎ 「EQUALITY(形式的平等)」と
「EQUITY(実質的平等)」
▷ポジティブアクションのために、「EQUITY」を。
もともと不平等な関係にある人々に対して、同じ〝もの〟を与えても、その不平等の〝差〟は変わらない。だから、不平等な関係にある人々に対して、不足している〝もの〟を補うという考え方をすることで、その〝差〟を埋めていくということ
⬜︎ 男性も女性も、家事や育児を担い、すべての人に選択することが可能な社会を作ることを目指す社会づくり
⬜︎ ジェンダーのことを学ぶと辛くなるか
▷自身の場合、
家族の関係や、交際相手などに関して、理不尽だと感じたり、どうして?と疑問に思うことがあって、「ジェンダー」に興味を持つようになった。
勉強しているうちに、自分は間違っていなかったんだと思う観点が出てきたり、学んでよかったと思うところ、
辛かったことを思い出したり、苦しくなるところもあった。
でも、
同じような思いをしている人は世の中たくさんいると思ったら、
少しでも生きづらさを抱えている人を無くすためには、
〝当事者〟が声を上げていかなければいけないと思った。
だから、〝学ぶ〟ことを大切にしたいと思う。
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他にも、LGBTQや性暴力についての記述もあり、
多角的でとても分かりやすく感じた。
もっと、〝多様性〟のある社会が実現できるよう、
すべての人に手にとって欲しいと思った本。
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