赤ちゃんの便秘
先日、今まで便秘したことがなかったのですが、離乳食を食べ始めた頃から便秘になってしまいました。どうしたら良いですか?
と言う質問がありましたので、今日は便秘についてお話したいと思います。
離乳食をきっかけに、便秘が始まったという赤ちゃんもいます。離乳食に慣れる時期は、腸の機能が未熟であったり、一時的に母乳やミルクの飲みが落ちることもあり、便の水分量が不足するために便秘になるのです。また、離乳食も初期のうちは消化のよい(うんちの元になるカスが少ない)ものばかり与えることが多いので、それが便成分を少なくしている可能性もあります。
ただ、離乳食をスタートしたことで便秘気味になったからといって、中断することはないですね。赤ちゃんは、いずれ母乳やミルクを卒業し、食べ物から栄養をとらなくてはなりません。離乳食はその練習期間であり、お腹を食べ物に慣らすとともに、食べ方を覚える大事な時期です。たとえ便秘をしても、恐れずに離乳食を進めましょう。乳類以外の食品にお腹が慣れると、便通も安定してくるはずです。
便秘が気になるときは、さつまいもやほうれん草、バナナなど食物繊維の多い素材や、ヨーグルトなど便通をよくする乳酸菌を多く含む食品を積極的に食べさせるといいでしょう。離乳開始直後の赤ちゃんでは、固形物で便秘解消をすることができませんから、プルーンジュース、ももジュースなどを与えてみましょう。赤ちゃんによって相性のよい食品があるので、これを食べさせると便通がよくなるというものを見つけておくと安心です。
また、離乳食が進む過程でも、便秘が起きたり下痢気味になったり、お腹の調子が安定しないことがよくあります。よく食べていても便の変化は起きます。特に1歳近くなると、昼間どのくらい体を動かして遊んだかとか、睡眠リズムに乱れはなかったかなど、ほかの要素も便通にかかわってくるので、食べ物だけでは判断しにくい場合も出てきます。3~4日に1度でもスムーズに出ていれば、さほど心配ないのですが、運動量が少なくないか、水分不足になっていないかなどもチェックしましょう。
ハイハイやつたい歩きを始めるようになったら、なるべく室内を広くして十分に体を動かせるようにしてあげましょう。よく動くことも便秘解消に役立ちます。また、離乳食が進むと母乳やミルクの量が相対的に減るため、水分が不足気味になって便秘を招くこともあります。便秘気味のときは、離乳食の食べっぷりに影響の出ない低エネルギーの飲み物(麦茶や白湯など)で、十分に水分を補うことも必要です。
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