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【防災の備え】 ⑦衣類・タオル

《衣類・タオルの備え》

※これら全てを備えなければいけないというわけではなく、ライフスタイルや備えの段階(0次、1次、避難所、在宅避難)に合わせて取捨選択をする。

◾️避難時の理想的な服装
肌の露出を減らし、怪我や火山灰、虫などから身を守る。

・ヘルメット、帽子
・長袖
・長ズボン
・長めの靴下
・手袋(耐切創手袋、革手袋、軍手)
・マスク、ゴーグル(粉塵対策)
・底が厚めの運動靴またはトレッキングシューズや登山靴など


〈衣類の備え〉

伸縮性のあるもの
乾きやすい素材の物
→Tシャツやジャージ素材なら日中の活動にも寝る時にも楽。

Tシャツ、ロングTシャツ、トレーナー

長ズボン(伸縮性のあるもの)

ジャージ上下

靴下(長めのもの、冬は厚手のもの)

下着(女性の場合、カップ付きタンクトップやスポーティーなもの、サニタリーショーツ)

羽織もの(カーディガン、パーカー、ウインドブレーカーなど)

防寒着(長袖インナー、コンパクトダウンやベスト)

防寒具(帽子、手袋、マフラー、ストールなど)

・帽子


◾️避難所(2次の備えに持って行くと良いもの

携帯用スリッパや室内履き

・お着替えポンチョやラップタオル

着圧ソックス、弾性ストッキング
→エコノミークラス症候群の予防、むくみ予防


・大きめのジップ付きビニール袋や市販のウォッシュバッグ(洗濯バッグ)、洗面器
➕小分けの洗剤


・大きめのエコバッグやランドリーバッグ、ビニール製のショッピングバッグなど
※ガサガサ音がしないもの
または(折り畳める)洗濯カゴ

〈タオル類の備え〉

・ハンカチ、バンダナ
・ハンドタオル(タオルハンカチ)
・手ぬぐい
・フェイスタオル
・バスタオル



《防災メモ》

⚠️衣服の備えは見落としがちであったり、荷物の軽量化のために省きがちだが、必ず用意しておいた方が良い。
(支援物資として服が届くのに2〜3日位かかるそう。)

⚠️雨や汗などで濡れた場合、濡れたままでいると低体温症や体調不良、感染症など生死に関わることもあるため、早めに着替える。

⚠️タオル類は濡れた体を拭くのはもちろん、
・暑さ・寒さ対策
・怪我の際の応急処置
・粉塵、煙対策
・子供の食事エプロン
・簡易おむつや簡易布ナプキン

など多用途に使えるので日頃から持ち歩いたり、防災ポーチや防災リュックにも必ず入れておく。



帽子
髪が洗えない状況が続いた場合、帽子で隠せることで気持ち的に楽になったり、寝る際の光の遮断や目隠しにもなる。

携帯用スリッパや室内履き
→大人数が出入りする避難所の床は不衛生になりやすい
※外出時など脱いだ後の盗難、紛失に注意。
(袋などに入れて持ち運ぶと良い。)

⚠️靴の履き間違えを防ぐため、脱いだ後の靴も各自袋に入れて手元に置いておくと良い。

☆災害時は不衛生な環境により、デリケートゾーンのかぶれや膀胱炎など起こしやすい。
→頻繁に下着を変えられない時はパンティライナーなどを使い清潔を保つ。

☆お着替えポンチョや水着の着替え時に使うラップタオル、(ウエストゴムのロングスカート)などがあると着替えやすい。

☆大きめのジップ付きビニール袋や市販のウォッシュバッグ(洗濯バッグ)、洗面器
→少量の水で洗濯できる。
(Tシャツや下着、靴下など小物向き。)
洗濯後は、乾いたタオルの上に置いて、端からくるくる巻くと脱水できる。

☆大きめのエコバッグやランドリーバッグ、ビニール製のショッピングバッグ、洗濯カゴ
→コインランドリーへの衣類の持ち運びや洗濯後の衣類の保管に便利。

⚠️避難所ではビニール袋などのガサガサ音も周囲のストレスになることもあるため周囲への配慮忘れずに。


☆タオルハンカチや手ぬぐい(清潔なもの)などを簡易布ナプキンにする場合。
→市販の紙ナプキンの上に重ねて使うようにすると漏れの心配が少なくなり、紙ナプキンの消費も抑えられる。

☆家族内感染を防ぐため、タオルの共有は避ける
→家族ごとにタオルの色分けをしておくとわかりやすい。


【衣服をチェックする際のポイント】

◾️季節に合っているか。
衣替えの時期に合わせて見直しをすると良い。

◾️子ども服のサイズをチェック
→子供服はすぐにサイズアウトする。着ないままサイズアウトするのはもったいないので、ワンサイズ大きめのものを入れておくと良い

◾️特に女性や女の子の場合、色や形を地味なものにする→性犯罪から身を守るため。

◾️女性の下着は、干しても下着に見えずらいカップ付きタンクトップや、女性ものに見えずらいボクサータイプのパンツなどスポーティーなものを選ぶと良い。

・下着を干す時は洗濯ネットにいれたまま干すとと目隠しになる。

◾️衣類圧縮袋やジップ付きビニール袋などに入れ、空気を抜いてコンパクトにする。
防水にもなる。

畳み方を工夫するとコンパクトになる。


◾️夏は吸水性、速乾性のあるもの、ゆったりしていて通気性の良いもの。
夏でも朝晩は冷えることもあるので羽織ものもあると良い。

◾️冬は保温性、吸湿性の高いもの(ウール)など。
寒い場合は、重ね着をして空気の層を作る。暖かい空気が逃げないよう首元や裾などを塞ぐ。

⚠️盗難や取り違えを防ぐためにも、持ち物には名前を書いておく。