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こどもを本好きにさせたい?

わが家では毎晩、5歳の息子に絵本の読み聞かせをしている。
2歳ごろからやっているので、かれこれ3年くらいになる。

なんで読み聞かせをしてるか?というと、「こどもを本好きにさせたいから」ではない。

私と夫が読みたいから、だ。

私の実家から、歩いて3分のところに図書館がある。

すぐそこにあったので、私の庭みたいなものと思っていた。
「ちょっと図書館行ってくる」と言っては、よく通っていたものだ。
私のそばにはいつも、本があった。

夫が本好きになったのは、高校生の頃だという。
友だちが読んでいた「ラノベ」(ライトノベル)を貸してもらって、どはまりしたそう。
それから、本に親しむようになったみたい。

そんな私たちなので、「週末に図書館に行く」というのはルーチンだった。

しかし、子どもが生まれてからはそうも言ってられない。
子育て、仕事の合間に本を読んではいるが、がっつりと小説などは読まなくなった。
さらっと読めるエッセイや、育児書などが多い。

でもなにか、物語も読みたい。代わりに手にしたのが絵本だった。
絵本であれば、子どもに読み聞かせながら、親も「別世界」に入ることができる。


今、はまっているのが「かいぞくポケット」。
この記事にも少し書いたが、私が子どもの頃にスキだった本だ。

「かいぞくポケット」は全20巻あるらしいが、子どものころの私は読んでいたのは9巻の「人魚となぞの木」だけ。
他は全く読んだことがない。

息子に読み聞かせることで、全巻制覇しようと思っている。

もう、完全に親の趣味だ。
読み聞かせは親の趣味。

ひとつ、なにか期待するのであれば、「本という存在を身近に感じでほしい」ということ。

世の中は情報社会。
ネットでググればだいたいのことはわかる。
でも、ネットの情報って良くも悪くもすぐ流されてしまうし、なにが正しいかわからない。
たとえば、私が書いているこのnoteだって、私一人の見解で好きに書いているだけだ。

でも、本は違う。
たくさんの人が関わって生まれるのだ。
いろんな人の目に見られて、長い時間をかけて作られる。

そういうものに触れてほしい、という願いがある。
そして、そういうものがあるということを知ってほしいと思う。

私は本に助けられてきた。
迷ったり、苦しんだ時に、本から励ましてもらったり、元気をもらったり、道を示してもらった。
子どもが同じように迷ったとき、苦しんだ時に「本」という選択肢があってくれたら嬉しい。

「かいぞくポケット」、今週借りてきたのは全部読み終えたので、今週末はまた新しい巻を借りてくる予定だ。


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