アトリエ日記 #1プロローグ
2019,10
こんにちは、あすかです!
私は福岡の設計事務所に勤務する24歳です。
私に関する詳しい経緯は「はじめまして」の記事に書いていますのでそちらを覗いていただけると嬉しいです。
これが1つ目のアトリエ日記になるわけですが、今回はなぜこの日記を書こうと思ったのかということと、働きはじめて半年ほど経ってしまっているのでプロローグのような感じで、この半年間のことを少し書いておこうと思います。
1.自分の成長記録として
なぜ私がこの日記を書こうと思ったのかというと、私が大学4年の頃に、就職するか大学院に進学するか、就職するとしたらどんな会社に行くのかを考えていた時期がありました。
もう社会人として働いている方は誰もが通った時期だと思います。
そんな時期に、私はどういう会社に行くとどんなスキルが身について、どういう生活になるのかをひたすら探っていました。
私が通った大学では約半数が大学院に進学します。でも私の頭の中にはほぼ就職という選択肢しかありませんでした。
なぜなら、建築士の仕事は技術があってなんぼの世界、早く経験と知識を身に付けたいと思っていたからです。
それなら専門学校を出た方が早いのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これからは学歴社会と言われていて大学くらいは出ていないと就職できる企業の幅が狭まってしまうので、私はこのようなキャリアになったわけです。
こうして就職先を模索している中で、マイナビやリクナビも利用するのですが、応募要項や待遇面などは載っていますが私が探しているその会社の社員の様子が全く分かりません。
ブログやYouTubeも探します。しかし、建築業界はブラックだ!忙しい!というのは見つかりますがそんな話ばかり。
だからかも知れませんが、そもそもブログなどでそのような情報を出してくれる人が少ないと感じました。
それに、設計事務所に所属している人の情報は見つけることができませんでした。
なのでこの日記で、福岡の設計事務所で働く人がどんな人と、どんな仕事をして、どんなことを考えて、どんな生活をしているのかということを記録していこうと思っています。
2.プロローグ
私が設計事務所にやってきたのは2019年3月。
アトリエ派と呼ばれる設計事務所です。
このときおばちゃん(55歳くらい)も私と半月違いでこの事務所にやってきて、スタッフは30代後半の男性スタッフ2人と所長(66歳くらいだっけか)を合わせ5人いました。
ほぼ同期のおばちゃんは、この事務所に来るまでCADオペレーターというパソコンで製図をするお仕事をしていたそうで、歳をとってから建築を学び1年前に2級建築を取得したと話してくれました。
CADオペレーターをしていたとはいえ、設計事務所で使うCADとは違うものだったらしく、不慣れなようで毎日大変そうでした。CAD以外のことに関しても経験値は低くこれから勉強していきたいという気持ちがあって、その熱意で所長を説得して採用されたようでした。
ですが、少人数のアトリエはある程度即戦力になれるか、学習能力が高く成長が早くないとついていくことが難しい場所です。
このおばちゃんは3ヶ月で退職してしまいました。
30代後半の男性スタッフ(以後お兄さん)は2人とも同い年で仲も良いのですが、高学歴で優しい人柄の口数少ない感じのタイプと、みんなに声をかけてまとめてくれたり所長に頼りにされていたりと兄貴のようなタイプと、全く違うタイプの2人でした。
ですが、私がこの事務所に来て1ヶ月後に後者のタイプのお兄さんは独立するからと退職されました。
そして、今は3人となっているわけです。
人数の割に請け負っている仕事の量は多く、ときにバタバタ忙しないこともありますが、事務所外の方にも支えられながらなんとかやっている感じです。
私も所長のやり方に色々疑問を持ちながらではありますが、技量のあるお兄さんに色々と教わりながら手伝っています。
そんな毎日の中での出来事や思ったことをここに記録としてつけていければと思っていますので、少しでも興味を持っていただけた方、たまーに覗いてもらえると嬉しいです。
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