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「当たり前を問い直したい」──課題解決型教員研修「LEAMP」受講生 齊藤僚太さんのインタビュー


課題解決型教員研修「LEAMP」について

学校現場特有の不安、違和感、課題、教育実習やボランティアなど、学校現場との関わりの中で、ふとした瞬間に自分自身のスキル不足学校現場に対する違和感をもったことはありませんでしたか?

課題解決型教員研修「LEAMP」は、学校現場に携わることを諦めたくない、教員を目指す学生や若手教員の方々のための課題解決型教員研修です。

“自分が覚えた違和感をそのままにせず、本質的な課題として設定する。”

これを基に「LEAMP」では、教員一人一人が自ら課題を発見し、自分自身の教育観に沿って、解決・改善できる自分へ変化するきっかけを提供します。


「当たり前を問い直したい」

そう語るのは、
福島県出身。小学校の教員として働く、齊藤僚太さん。

齊藤さんは、「LEAMP」で自身が感じていた、「生徒たちが自分らしさを発揮できていない」という課題から、学校における1on1文化醸成の為の手法を模索し、提案して下さいました。

課題解決型教員研修「LEAMP」に参加したきっかけ

「教育の当たり前を問い直したい。
異なる環境で教育と向き合い、その差分から共通の価値を見出したい」

そう考えていた齊藤さんの転機は、小学校6年生の担任を持った時。
一日一日大きく変化する子どもたちに刺激をもらい“自分自身も教育者として、より速く・より大きく成長していなければならない”と考えるようになったそうです。

だからこそ、自分自身の視野を広げる必要があると感じた齊藤さん。
千葉県で小学校教員として3年間勤務した後、地元に戻り小学校教員としてのキャリアを再スタートさせた時に「LEAMP」に出会ったと言います。


得られたもの

「LEAMP」の活動を通して得られたものはたくさんあったと話す齊藤さん。
得られたものは、実際に学校現場で活きていると話していただきました。

「LEAMPの活動の中で、大きく得られたと感じているものは3つあります。
1つめは、物事を解像度高く捉える力。
2つめは、物事をプレゼンなどで伝える力。
これらの2つはLEAMPの活動を通してさまざまなデータを分析したり、同僚と対話し共通の価値観を模索したりすることを通じて、得られたものだと思います。加えて、実際に現場に出てみるとこれらの力だけでなく、相談や根回しなど物事をうまく進めていく力も必要であると思っています。
最後に3つめは、学校や教育をより良くするために一緒に闘う仲間ができたこと。LEAMPの中では同じような目標を持つ人ばかりなので、改めて自分も鼓舞されました」

「何をすることで社会を変えていくのか」

およそ3ヶ月間に渡る「LEAMP」の活動の中で、自分の教育観と、自分がすべきことについて徹底的に考えたと話します。

「自分が描く理想の教育は正しいのか。学校に、教育に、何が必要で、何が不必要なのか。そもそも、自分には何ができるのか。何度も思考を続け、模索する中で唯一わかったのは、それでも自分の中に”現実に対して、見て見ぬふりをせず、より良くなるまで挑戦し続けたい!”という想いがあったことでした」

「LEAMP」の活動が、”改めて自分がこれからどんなことに挑戦していくべきなのか”再考するきっかけになったといいます。


将来の展望

課題解決型教員研修「LEAMP」の活動を踏まえ、齊藤さん自身の今後についても教えていただきました。

「教員として、業務改善に力を入れたい。LEAMPの活動を通して、自分のやりたい方向性が明確になったので、リーダーシップや組織開発などの視点を教育現場とかけ合わせることで、これまでの学校の良さを残しつつ、新たな時代に合った形へと見直しをしていきたいですね」

齋藤さんは現在、学校の課題解決を全体的に推し進めていくために、心理的安全性とエンゲージメントを高める事例共有・業務改善WSを行っているとのお話をしてくださいました。

「週に1回、全員がフラットに話せる、心理的に安全性が取れた場を目指して、若手だけでなくベテランの先生方も参加してくれています。学校全体の空気もより良く変化してきていて、この試みを通じて「初めて同じ学校でもう1年勤務してみたいと思った」と言っていただくこともできました」


これからの受講生にひとこと

最後に、これからの課題解決型教員研修「LEAMP」の活動を一緒にする1期生に一言お願いしてみました!

「今だから言える話ですが、未経験の内容に対して独力で挑戦していくことも多く、突然大海原に投げ出されたように感じたことも多くありました。ただし、本当に困ったときにはいつでも運営の皆さんが寄り添ってくれましたし、それがあったことで独力で試行錯誤をする力がつくきっかけになったと思っています。何より、カリキュラムを通して何度も何度も課題を問い直す過程はとても意味のあるものだったと、終わった今では感じています」


課題解決型教員研修「LEAMP」のカリキュラムでは
自分が覚えた違和感をそのままにせず、「課題」へと具体化させ、解決や改善のためのアクションを立案し、実践していきます。

まずは私たちとお話ししてみませんか?
たくさんの方とお話できることを楽しみにしています!


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