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稗史今後の予定について
備忘録がてらですが……
1:表記揺れ対策
『道化師』は半世紀以上のスパンで登場人物を動かす関係上、成長を表すために頻繁に一人称が変わる。スタルカーなどはわたし→私→わたくしになるためややこしいことこの上ない(最終話でもしくじってた)が、同人誌化する際は修正作業としてやらざるを得ない。
2:未決定キャラのネーミングとか
知っての通り割といい加減に書いているので、後回しにしてきた要素をサービス
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(27)
プラティガの対シュレディンガー戦績も悲惨なものである。スタルカーは相性の悪い攻撃ばかりを行うのだが、シュレディンガーは逆にゴリ押しで何もさせないタイプだ。ラプチャー戦でも十秒もハイドなどしたくないようで、多少のダメージは無視して敵の真っ只中に突っ込んでいくのだ。
しかしながら、その対策はティアマトとのスパーリングで散々やらされた。また、ネイトの戦い方にも少し似たものを感じたのでこれも役にたつは
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(26)
「ほうねぇ、あの半端もんそげぇな酷いことしたんね。決めた! ウチがあんたを半端もんしごう出来るように鍛えたげるけぇ」
プラチナの過去話を聴いたティアマトは直ちに彼女の力を見てやることにした。
しかし、アーク産ニケではわりかし新し目とはいえ三十年前の技術体系に属する彼女では、髪を操る特異能力を加味してもエデン所属の有力ニケ達--空を飛べるイサベルのみダイヤグラム10対0で圧勝--に互角なのが精々
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(25)
それは穏やかな一日から始まった。
ミシリス・インダストリー主催によるメティス部隊大勝利イベントで、大体のアーク市民が動員されたので、市街は殆ど蛻の殻である。時刻は正午になろうとしていた。
そんな中、爆音が轟く。
そして、空が落ちてきた。天使達と共に……
「各々が守りたいもののために全力を尽くしなさい」
通信網も壊滅的なダメージを負う中で、独自回線にてメンバーに緊急通達を流し終えたスタルカー
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(24)
「いいですか? コアエネルギーを人間の気と同じものとして捉え、身体の隅々まで感じ取れるようになりなさい」
「ねこです。かんたんです」
「かしこまりました、ご主人様」
「そんなんわかるわけないでしょ……」
やさぐれるプラチナの耳をスタルカーは摘み上げる。痛みをセンサーオフでカットすると手で払い除けた。
「何するのよ?!」
「プラチナ、あなたのことを思って言っているのですよ? これを理解しなければわ
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(23)
ゴッデスフォール事件で死んだニケ達を愚弄した女子学生・プラチナは、怒り狂った道化師のニケ・スタルカーに殺害されニケ再処理工場に叩き込まれた。
その後ニケとして甦ったプラチナもまた憤怒の化身となり復讐を果たそうとするが、スタルカーにプラティガ(瞋恚)と名付けられ一蹴された。
グレーチェンとヘッジホッグは両者の話を聴き、スタルカーの非を認めて現金の半分をプラチナに譲渡するよう裁定を下すのだった。
イラストを買った日その2
月が変わり、待ち侘びた瞬間が!
この子はシュレディンガーにするつもりでいましたが、八月は出費が多すぎて同時購入をやめていたのです。
だが今は違う(ギュッ)!!
これで同人誌の遊び紙用キャラは揃えた。あとは完結させるだけだ!!
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(22)
「弛まぬ鍛錬は、私に絶大な力を齎しました。私はエナジーコアのエネルギーを身体中に漲らせることで、非戦闘用ボディでも戦闘用に近い身体機能を発揮することが出来るようになったのです」
エネルギーを纏わせるという技術を武器に応用するというアイデアは、ケイトのエンハンスメント能力の模倣である。だがこれがまた難しい。
そもそも体とは違う異物に対し、エナジーコアのエネルギーが乗りにくいのだ。師の特異能力と
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(21)
七月九日付けの報道で、アークは新たな時代に突入した。一人の人間の英雄が誕生したのだ。
しかし、そんなことはスタルカー達にはどうでもよかった。今は泉会に変わる基盤を作らねばならない。
かつてネイトが住んでいた建物が一応のねぐらであった。花壇は既にサンティグのおもちゃと化している。
「私は興味ないんで帰りますが、妹達がなんか飲み屋始めたんで遊びに行ってやって下さい」
コミンは頭痛薬とトラン
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(20)
執務室で引継業務に精励していたスタルカーに電撃が走った。無論、思考上のものである。目の前には書状を認めたネイトが立っている。
「財団を……脱退するとは……?」
「今お前が言ったとおりだ。もうあたしは何も出来そうにない」
時代に取り残されたニケは、脱退届のほかに何枚かの書類を合わせて道化師に投げ捨てた。
「あたしの住んでたビルの土地建物全て買い上げた。掃除はしてないがなんかあったら使え」
「住処
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(19)
十二月中旬。地上すなわちこの星の北半球は凍てつく冬の寒さだが、地下都市アークは見た目上の天候変化などで温度を弄らない限りは一定の温かさを保っている。
病から酸素吸入器を装着し、長男に車椅子を押され移動する女性がいた。
彼女は財団法人オーケアニデスの創設者であるマーガレット。かつてはアークの上層部にすら毅然と渡り合った女丈夫であったが、今となっては一介の老女に過ぎないのかもしれない。
人間用
勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中 黒歴史 女神たちの黄昏
「卿ら……」
一人で決戦場に向かおうと、殿をつとめていたアタナトイは絶句した。
決然とした表情で、ケイトとシャロンが歩いてくるのを見たからである。
「今すぐ部隊に引き返せ、シャロン! 先輩もです!」
「命令違反で銃殺刑にでもするがいいヨ」
「シャロンは煽らないで! 私は全員で戦えばみんな助かると思っているわ」
「馬鹿な事を言わないで下さい、ケイト先輩。アークの中央政府軍がどう動いているか知りも