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【往復書簡 デンマーク→京都三通目】コペンハーゲンで出会ったサワードウ

今月は職探しの月だった。

人生で一番ハラハラしながら毎日を過ごした。
70件ほど応募して、返信きたのは10件くらい、面接できたのが6件。トライアルできたのが4件。合格できたのが3件。

きゅうり一本を買うのも躊躇するくらい、切り詰めて生活してた。だって、きゅうりって美味しいけどほぼ水分らしいから、お金出して買うなら栄養あるもの買いたいじゃん?


そんな金欠時にボランティアグループから、今日だけパン屋のお手伝いしてくれる人いませんか?(お金支給)の募集がかかって、すぐに行きます!って返事をした。


そのパン屋さんは、気になってたけど遠くて行けてない所だった!

ミシュラン3つ星、ワールド50ベストレストランで4度も1位に輝いた「NOMA」で働いていた女性(ルイス)が作ったパン屋さん。
古い品種の穀物をゆっくりと発酵させて、栄養価の高いパンを作っている。
京都のレストランで働いている時のシェフや、コペンハーゲンの友達が彼女のインスタグラムをフォローしていたというのもあり、私も自然と気になっていた。


当日、朝の9時半にルイスと会い、そこからパンを並べて販売を開始した。
お客さんが絶えず列を作り、ハイエースにパンパンに積まれてきたパンは2時間で完売した。

私の仕事は、サワードウの小さいバンズを半分に切り、バターを塗って、チーズを切ってパンの中に挟むこと。これは、デンマークの典型的な朝ご飯。
バター、チーズはもちろんオーガニックのもので、本当に質が良い。

ルバーブとバラのパイやピスタチオのパイ、パンオショコラなどのパティスリー系のパンとライ麦パンやサワードウみたいなしっかりめのパンがあって、私はラッキーなことに好きなものをどれでも食べていいよって言ってもらえたので、4種類も食べた。わーい☺

前日にルバーブとバラをとったらしい




サワードウって今までも食べたことがあったんだけど、ここのサワードウ食べた瞬間、「え?なにこれ」って初めて食べた人みたいに感動した。

家に持って帰ってきたらサワードウと、ファーマーズマーケットでもらった卵と友達に貰ったフムスを次の日の朝ごはんにしたよ。

サワードウは、消化しやすくて栄養価も高くて、風味が豊かだから食べてて楽しい!
パン屋さんで見たらぜひ買ってみて!

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