コペンハーゲンで見つけた"おいしい革命”
パンはただの「美味しいもの」でしかなかった。
そう、私は長いことそう思っていた。
けれどコペンハーゲンの「Lille Bakery」で働き始めた時、その考えはじわりと変わり始めた。
Lilleのパンは、焼き上がりの香ばしさや、口に運んだ瞬間のバターの香りだけが特別なのではない。もっと根本的なところで、日々の「食べる」という行為に新しい感覚が生まれてくる場所なのだ。
Lille Bakeryはコペンハーゲンのセンター街から離れた、小さなパン屋。デンマークの小麦を100%使用