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なぜデンマークの投票率は高いのか。

デンマークのボーンホルム島という所でホームステイしている時、ホストファミリーが「Folkemødet」というイベントがあることを教えてくれた。


Folkemødetとは、民主主義の祭典みたいなもので、沢山の人が集まって対話をするらしい。対話を通じてデンマークの民主主義を強化し、対話を重ねるごとにお互いに近づき、お互いの理解を深め、共通の社会課題に対する解決策を見つけ、インスピレーションを得る。


集まる人は、デンマーク国内の各政党、NPO、NGO、企業、EUや国連などの地域/国際機構、その他さまざまな主張を掲げ活動している団体と、一般市民。

今年は6月13日から15日の3日間。


デンマークの投票率が高いことや、若者の政治に対する関心の高さの理由が少しでも理解できたら良いなと思い、参加することにした。


コペンハーゲンからボーンホルム島へ、バスと船を使って行く。
通常、どんな時間でもチケットを取れるが、念の為に早めにチケットを購入することに。すると祭典一ヶ月前にも関わらず、祭典の前後はほぼ満席だった。ので、この祭典に参加するときは早めの2ヶ月前にチケットを購入することをおすすめする。


祭典の前日、ホストファミリーとどのブースに行くか計画を立てた。
私は、こんな計画なんて立てなくても大丈夫でしょって思いながら、興味のあるブースをピックアップした。朝のランニング、民主主義のイノベーション、自然療法と気候変動、 原子力発電の中止、コーヒー豆、など、様々なトピックがあった。
Folkemødetの会場に行くと、端が見えなくらい大きな駐車場に車やキャンピングカーがずらっと並び、バスから沢山の人が降りてきて、このボーンホルム島にデンマーク中の人たちが集まっているようだった。
ホストマザーとホストファザーは気になるトピックが違ったので、最初は別行動。私はホストマザーと一緒に行動した。
ブースごとに、無料の果物や焼き菓子、コーヒーがあって、少しつまみながら対話ができる雰囲気だった。


子供が好きそうなお菓子、宝探しのゲームがあって、ホストファミリーのキッズ達は嬉しそうだった。キッズ用の、遊び場やキッズが学べるブース(病院について、体についてなど)もあった。政党の人のパネルを使ったゲームもあった。


学生が好きそうな、音楽のブースやクリエイティブに何かを作るブースがあった。
キッチンカーもいっぱい来ていた。
小さな子供から、中学生、高校生、大学生、大人、高齢者まで、幅広い年齢の人にあったブースがあって、みんな楽しそうに参加していた。
人もブースも多すぎるから、祭典の前の日に、行きたいブースのピックアップしていてよかった~~!って心底思った。


みんなが刺激的な討論、プレゼンテーション、文化的イベント、スピーチ、ワークショップなどに参加していて、これはコミュニティみたいだ。



子供の頃から、自然と楽しみながら政治について考えたり、発言したりする機会があり、対話をすることで自分の考えを整理しているから、いざ選挙の時になってもちゃんと行動できるんだと思った。


私の個人的な感想としては、まずほとんどのブースがデンマーク語オンリーで対話されていたから、デンマーク語できない私には少しつらかった。けど、英語で質問できたり、英語のブースもあったので全部わからなかったというわけではない。まぁデンマークのことについての対話だから、デンマーク語でやるのは当たり前か、、。
でも今回参加したことで、投票率の高いデンマークの秘密を少し知れた気がする。

参加して良かった。

エネルギーについての討論




おまけ話)
中学のベスフレがまさかのボーンホルム島に来ていて、(お互い、この祭典に参加することを知らなかった)夜、インスタグラムのストーリーで同じ場所にいることを知って、急遽会えたのは飛び上がるほどびっくりして嬉しかった!!

5年ぶりくらいにボーンホルム島での再会激アツ🫂


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