書き続ければ、いつかは届く
頑張って書いているけど、なかなか届かない。
noteを書いている人なら、誰もが必ず通る道だと思う。
でもそれって、当たり前のことだとも思う。
赤の他人の書いた言葉は、自分にとって関係のないように見えるから。
家族や友人が話している言葉は耳に入ってくるけど、他人が話している言葉は耳に入ってこないのと同じように。
それでも諦めずに書いていれば、共感してくれる人が少しずつ増えてくる。
一人、二人と徐々に。
まったくの他人で、さっき出会ったばっかりなのに。
イメージとしては、路上ライブをしていて最初は誰も聴かず無視して歩いていたけど、次第に足を止めて耳を傾けてくれる人が出てくる感じ。
今では国民的アーティストになった、あいみょんも初めの頃は路上ライブをしても誰も聴いてくれなかったそうだ。そんなことは、想像できないけど。
どんな有名なアーティストも、この困難にぶち当たって、それを乗り越えてきたに違いない。
そしてある程度、自分の思いが届く人が増えても、その人たちにすべての思いが届くわけではない。
だから記事によって届いたり、届かなかったりするのは当たり前。
これも曲で例えてみると、分かりやすい。
一番好きなアーティストでも、初めは自分が好きな曲は数曲だった人が多いはずだ。
まずは代表曲から入ってそのアーティストに興味を持ち出し、その他の曲も聴いていって、そのアーティストが好きになるパターンがほとんどだと思う。
好きだと言っても、聴いている曲はまだそこまで多くはなくて、同じ数曲を繰り返し聴いている状態。
そして少しずつ他の曲も聴くようになり、最終的にはほとんどの曲を網羅して、自分の大好きなアーティストになるわけだ。
僕が一番好きなアーティストである、BUMP OF CHICKENもそうです。
高校生の時に「天体観測」と「ray」を聴いて彼らに興味を持ち、ちょうどその時に出ていたアルバム「Butterflies」を思い切って買って最近に作られた曲を聴きました。
この時点では、聴いている曲はまだそんなになくて、昔に作られた曲も全然知らなかった。
でも聴いている曲がまだ少しだけでも、心の中で彼らの音楽が何回も鳴って心に響くんですよね。
生活のふとした瞬間に。
そしたら彼らの他の曲も、もっと知りたいと思ってくる。
YouTubeやライブDVDを見て、自分の知らない曲を少しずつ聴くようになり、好きな曲も増えていきました。
そうして今では、初期の頃の曲から最新の曲までほとんど網羅して、毎日彼らの曲を聴いて感動しています。
結局何が言いたいかというと、これほどゾッコンになるアーティストでも、最初は好きな曲が数曲だったということ。
彼らが新しい曲を作って歌い続けているから、多くの人に彼らの曲が浸透していったのだと思います。
何度も歌でメッセージを、伝え続けたから。
これは、文章でも同じ。
最初から、書いた文章すべてが、周りに届かないのは当たり前です。
すべて届いたら、逆にびっくりします。
「え、あなたは僕のクローンですか??」って。
最初は、文章が届くのは少数の人だけで、そのうち届いた文章もごくわずか。
だけど、その文章は読んだ人の心に、少しずつ影響を及ぼしていきます。
僕もたくさんの人の文章を読んで、それを体験しました。
「あの人、前に素敵な言葉を書いてたなぁ。」
「気になるから、久しぶりにあの人の文章を読んでみよう。」と思って、その人の他の文章を読んでいくことが、たくさんありました。
その方を紹介させていただきます。おこがましいかも、しれませんが。
心が動かされる文章に出会うと、ずっとどこかで心に残り続けるんですよね。
少しでも印象に残ると、他の文章も読みたくなります。
そして何より大事なのは、書き続けることだと思います。
すぐには届かないからこそ、継続して発信し続けるのが大切です。
書く量が増えることで、より洗練された文章が書けるようにもなるし。
書き続けていれば、いつかどこかで読んでくれる人がいます。
昔に書いた文章も、読んでくれるかもしれません。
文章は、ずっと残り続けるから。
おしまい。
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