大切なのはボールを持たないこと
こんにちは、しがサラです。
皆さんは、こんなやりとりを経験したことはありませんか?
「〇〇さん、お久しぶりですね、最近、仕事忙しいですか?」
「ん〜、ぼちぼちですねぇ」
直接聞いたことがある、またはこのように回答したことがある、両方の経験がある人もいるかもしれません。
そうです。ここで言いたいことは
「最近暇なんですよねぇ」と言う人は少ないということです。
誰もが、そこそこ仕事がある状態であり、多くの人は仕事に追われている状態であります。
本日はそのように仕事を多く抱えないために大切なことを解説していきます。
ボールを持ったままにしないこと
優秀なビジネスマンの方は、ボール(案件)を自分の所に持ったままにしません。
ボールを持ったとしても、その時間は極端に短いです。
その理由は明確に、ボールを持ってしまうと効率が極端に落ちるからです。
また彼らは、自分の思考で考えてもキリが無いことや、らちがあかないことは他の人に判断をしてもらうことを徹底しています。
自分で判断できない裁量の大きい話は、自分で考え、早めに上司にボールを投げます。
その結果上司もボールを返すことで、フィードバックしますので、相互の認識は早い段階で一致します。
つまりは、ボールを持たない=相手との合意形成を早めに図る、こと他なりません。
上司やビジネスパートナーが何を考え、何を求めているかは早めにキャッチボールをしないと分かりません。
仕事を抱えがちなヒトは、ボールを持って、考え抜けば正解に近づくと信じてしまいます。
しかし、結果的に仕事が遅くなる。
この悪循環が起きてしまいます。
ぜひ、ボールを持たない意識を心掛けると良いでしょう。
ボールを持ちたくない、ではない
ボールを持たないという前提で考えた時に、気をつけて起きたいことがあります。
特に管理職です。
それは、ボールを持ちたくないからボールを持たない意識でいること。です。
管理職のボールを持たないは、自分のチームに余計な負荷を掛けない、ということに繋がりますので、大切なことです。
しかし、重要なボールを持ちたくないマインドが働き、中途半端な状態となってしまいます。
管理職に起こりがちなことは、
・ボールがどこにあるか分からない
ということです。
自分が持ちたくないボールは、相手の管理職も同様なものです。
しかし、その状態が続くと判断や方向性を示して欲しい部下が苦しくなってしまいます。
管理職は、求められる役割として
・ボールは誰が持つべきなのか
・ボールはいつ返ってくるのか
・自部署への影響は何なのか
これらを明確にする必要があります。
とにかく、マネジメントの役割を担っていることを意識しておきましょう。
優秀だと言われているビジネスマンは、自分の中に正解を持っているから、優秀と呼ばれている訳ではありません。
仕事を進めるには、相手の中にあるニーズや考えを把握しないと、前に進まないことを知っています。
それらは、すなわち早めに相手へボールを渡し、相手のことを把握する回数を増やします。
ぜひ、ボールを持たない癖を付けること、実践してみてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
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