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プーさんの森に行った話①

2019年の春、ずっと行ってみたいと思っていた「クマのプーさん」の故郷、イギリスのイースト・サセックスにあるハートフィールド村から、プーさんの森へ旅しました。
作者であるミルン、そしてクリストファー・ロビンのモデルとなった息子が実際に暮らし、プーさんと駆け回って遊んでいた場所です。

お話の中の森の地図

まずは、ロンドンのチャリング・クロス駅から電車で約1時間。タンブリッジ・ウェルズ駅に到着しました。
ここからメトロバス291番に乗り、所要約20分・・・
と、ガイドブックにあるものの、そのバスの乗り場はどこなのかは情報なし(悲)なので、駅前をキョロキョロ探し回り、それらしきバス停を発見。
なのに、なぜか時刻表がどこにもない!
時々バスがやって来るけれど、違う番号のものばかり。

どうなってんのー?いつ来るのー?と、軽くパニックになってるところで、ようやく道路の反対側にもバス停がいくつかあり、人が並んでいることに気づきました。
どうやら、最初に見つけたバス停は降車専用だったようです。えへへ。
進行方向がどちらかも知らないので、仕方ないです。
と、開き直る(笑)

正しいバス停に着いて、わずか1分もしない間に291番のバスがやって来て、本当にラッキー!と安堵しました。
なにしろ田舎なので、1時間に1本ぐらいのペース。逃していたら、また1時間待つところでした。

念のため運転手さんに、プーさんの森への入り口となるハートフィールド村に行くか尋ねると、「プーコーナー(行くの)?」と、すぐわかってくれました。

プーコーナーというのは、プーさんのギフトショップとティールームのあるお店で、プーさんの故郷をめぐる際の起点となる場所です。
昔はパン屋さんで、クリストファー・ロビンがビスケットを買いに来たりしてたそうですよ。
2019年の12月には、なんと博物館「プージーアム」も新たにオープンしたそうで、もうちょっと早ければ、これも見れたのにと悔しい限り。

ようやくバスに乗り込み、ホッとしたのもつかの間。このバスが、どえらいオンボロでした。
信じられないぐらいギシギシ、ミシミシとやばい音を立てながら、激しく揺れる車内。
よくドタバタのコメディアニメとかで、オンボロ車が走りながら、どんどん壊れてバラバラになってゆき、最後はタイヤだけ走ってる・・・みたいなシーン、ありますよね。
まさに、あれを彷彿とさせるバスで、今にも解体していくのではないかと心配になるくらい(笑)

さて、目的地であるハートフィールド村にはいつ着くのか?
これといって目印もないので、バスが止まる度に、ここなのか?いや、まだなのか?どこも同じような田舎道で、全然わかんないよー
と思いながら乗っていたら、あるバス停で、ぼぉ~と座っている私に運転手さんが「プーコーナー‼」と叫んでくれました。
運転手さんに行き先を伝えておいて、本当によかったです。
なんの変哲もない場所だったので、言われなかったら、延々とバスに揺られて田舎道を彷徨うところでした。

バス停から、ちょっと歩いたところにプーコーナーを発見。
この看板が目印です。

宙を歩くピグレット

着くなり、まずティールームに直行(笑)
まずは、腹ごしらえ。
キャラクターにちなんだメニューがいろいろありましたが、ここは迷わずド定番のクリームティー(スコーンと紅茶)にしました。

あまり深く考えずに、スコーン2個のセットにしたら、運ばれてきたのを見てビックリ! 超巨大でした。
1個食べただけで、かなりお腹いっぱいになり、2個目は頑張っても半分ぐらいでギブアップ。
イギリス各地でスコーンは食べてましたが、ここのがサイズ部門一等賞です。今も、そうなのかなぁ?

ギフトショップも覗いてみましたが、どこかで見たような、ありきたりの商品ばかりで、品数も少なく、残念ながら欲しいものがありませんでした。
さらに、ちょうどトイレが壊れていて、水が流れませんでした。
やる気あるのかー?
まあ、こういうところがイギリスらしいといえなくもない。

日本だったら、きっと派手な看板立てて、商魂たくましく大量のお土産品を売りまくりですよね。
こんな有名観光地に、トイレ一つもあり得ない(笑)
今は、プージーアムができて、いろいろ進化したかもしれません。

2019年当時のパンフより


次回は、いよいよプーの森を目指します!

つづく…


プーコーナーをもっと知りたい方は、こちらからどうぞ。


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