見出し画像

「魔法の文学館」に行ってきました

今月ついにオープンした、角野栄子さんの「魔法の文学館」。
計画を耳にした時から、ずっと楽しみに待っていたので、ワクワクしながら足を運びました。

ついに来たぞー


ちなみに、建築家の隈研吾さんが手がけたこの建物は、いくつもの小さな家が、白い花びらのように寄り集まっているような構造になっているそうです。

サイドは、こんな感じ


中に入ると、一面に広がる鮮やかな「いちご色」の世界。
角野栄子さんのお気に入りの色だとか。

受付の上には
「本をひらけば たのしい世界」
との言葉が


  
入るとすぐ
『魔女の宅急便』でキキが暮らした 
  コリコの町が広がります  


見るだけでワクワクする階段


スクリーンでは
角野栄子さんのご挨拶や…


お話が流れてきて
子どもたちも見入ってました


また、あちこちに小さな小窓があって、開けるといろいろな仕掛けが隠れています。
全部、試す私(笑)

ここには
プカプカと動く船


こちらは図書スペース


1階には「黒猫シアター」もあり、入館した時に、時間指定されたチケットが渡されます。

12時頃の入館で
この時間でした

上映されたのは、『おばけのアッチ』のお話。
3面のスクリーンに囲まれるように観るので、自分もアッチと同じ部屋の中にいるような感覚になって、面白いです。

「魔法の文学館」HPより
シアター内は撮影禁止です

普通の短編アニメと思って観ていたら、途中から観客に質問してくるスタッフのお姉さん。
ほぉ〜、参加型でしたか。
さらには、おばけのアッチまで話しかけてくる、まさかの対話型に。
もう、これはアトラクション(笑)
「じゃあ、前の端っこに座ってるおねえちゃん。」なんて、ご指名してきます。
見られている…。
アッチに、ずーっと見られていました、私たち。
気づいたとたん、ちょっと恥ずかしくなったりして。
予想以上にハイテク仕様のシアターでした。


そろそろ
2階に行きますか


1階を見下ろしたら
プロジェクションマッピングの
映像が…


2階にも、図書スペースがあります。

うさ耳のイスが
可愛らしい


角野栄子さんへ
お手紙を出せるポストも

実は、事前に知っていたので、手紙を書いて持参しようと思っていたのですが…。
結局、書かずじまい、出さずじまい。
あ〜あ。


今回、いちばん楽しみにしていたのは、角野栄子さんのアトリエのコーナー。 

見ごたえたっぷり過ぎて
目が泳ぎます


机にはノートや生原稿
イメージイラストも


可愛いコレクションの数々
おや、ジジも…


ヒトの本棚見るのって
なんだか楽しい


『魔女の宅急便』の着想を得たという
子供の頃の長女りおさんの絵も
飾られてました!


その、くぼしまりおさんは、アートディレクターとして「魔法の文学館」に関わっています。
角野栄子さんのコーディネートもされていて、いつも素敵なお洒落スタイルなのも納得ですね。

 ちゃんと着こなせるもスゴイ… 

水玉模様の黒い靴下
よく見ると、猫が混じってるんです


りおさんの
とっても細かな手書きの説明

奥に映像を見るスペースも


企画展では、角野栄子さんが長年されている魔女研究を元に、「魔女まじょ展」をやっていました。

魔女のほうきが
踊ってる入口


あっちにも、こっちにも魔女
影の魔女も面白い


コレクションの数々


魔女を尋ねる
旅の写真も


このへんで、ランチ休憩にいたしましょう。
3階にカフェがあります。

この日は1人だったので、カウンター席にしました。

ぼんやり庭を眺めながら…


奥の方のカウンター席だと静かに落ち着いて食べられますが、すぐ背後にトイレがあります(笑)
でも、ほとんど人が来ないので、あまり気になりませんでした。

この日のランチは…

「キキライス」
どどーんと
オムライスの山


実は注文する時に、思いきり業務用のチキンライスの袋が見えておりまして…。
なので予想通りの、うん…知ってるコレ…という味でした(笑)
トマトソースもかかっていて、美味しかったですけどね。
後で知ったのですが、卵は使われていないオムライスなので、アレルギーのある方でもいっしょに楽しめて、いいなと思いました。

ボリュームがありすぎて、食べ切れなかったのが残念。
トレーを下げに行ったら、やはり、ちょうど私と同じぐらいのところで、キキライスをギブアップした方のお皿が…(笑)
お腹をいっぱい空かせてから、注文しましょうね。


その後、1階の図書スペースに戻り、しばし読書タイム。

ひとりの世界に浸れるイスも…

どこに座ろうか
選ぶのも楽しい


初めて読んだ『リンゴちゃん』がとっても面白くて、はまってしまい、シリーズ全巻読破してしまいました。
新しい本との出会いをもらえるのも、この文学館の素敵なところ。

『魔女の宅急便』のコーナーには
黒猫さんが…


世界の翻訳版も
展示されてました


最後に立ち寄ったのは、入口を入ってすぐのショップ。
いろいろ悩んだ末、今回はこちらを選びました。

リンゴちゃんのキーホルダーと
メガネペン

メガネペンは、クリップ部分がメガネになっていて、箱ごと、飾っておきたくなるような可愛さです。
マグも欲しかったのですが、食洗機対応でなかったので断念。
可愛い、より、面倒くさいが勝ちました(笑)



文学館の外に出ると、すぐ前にはポニー乗り場が広がっています。

親子連れが続々と…

そして、とっても楽しそうな巨大すべり台も!

 子どもたちに大人気

いいねー その滑り方


私もすごく滑ってみたかったけど、さすがに大人ひとりでやる勇気は出ず…。
子連れだったら、ドサクサに紛れて、いっしょに滑れたのになぁ。
ちぇっ…。

他にもミニトレインが走っていたり、子どものときに来てみたかったなぁ…と切に思ってしまいました。
文学館と合わせたら、1日楽しめそうです。


本好きの方や、角野栄子さんファンはもちろん、まだ本の楽しさを知らない子どもにも、好きになるキッカケを作ってくれるような、とても楽しい「魔法の文学館」でした。

カフェで見かけ、食べずに終わったピンク色のメロンパンも心残りなので(笑)、また行きたいと思います。




「魔法の文学館」は、抽選式と先着順を組み合わせての予約制となっています。
やはり土日は人気で、早くからいっぱいになりますが、日が近くなると、意外とキャンセルが出てすんなり予約できたりするので、「直近の空き予約」をチェックしてみるといいですよ。 




角野栄子さんに関する過去記事です


この記事が参加している募集

休日のすごし方

休日フォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?