「魔法の文学館」に行ってきました
今月ついにオープンした、角野栄子さんの「魔法の文学館」。
計画を耳にした時から、ずっと楽しみに待っていたので、ワクワクしながら足を運びました。
ちなみに、建築家の隈研吾さんが手がけたこの建物は、いくつもの小さな家が、白い花びらのように寄り集まっているような構造になっているそうです。
中に入ると、一面に広がる鮮やかな「いちご色」の世界。
角野栄子さんのお気に入りの色だとか。
また、あちこちに小さな小窓があって、開けるといろいろな仕掛けが隠れています。
全部、試す私(笑)
1階には「黒猫シアター」もあり、入館した時に、時間指定されたチケットが渡されます。
上映されたのは、『おばけのアッチ』のお話。
3面のスクリーンに囲まれるように観るので、自分もアッチと同じ部屋の中にいるような感覚になって、面白いです。
普通の短編アニメと思って観ていたら、途中から観客に質問してくるスタッフのお姉さん。
ほぉ〜、参加型でしたか。
さらには、おばけのアッチまで話しかけてくる、まさかの対話型に。
もう、これはアトラクション(笑)
「じゃあ、前の端っこに座ってるおねえちゃん。」なんて、ご指名してきます。
見られている…。
アッチに、ずーっと見られていました、私たち。
気づいたとたん、ちょっと恥ずかしくなったりして。
予想以上にハイテク仕様のシアターでした。
2階にも、図書スペースがあります。
実は、事前に知っていたので、手紙を書いて持参しようと思っていたのですが…。
結局、書かずじまい、出さずじまい。
あ〜あ。
今回、いちばん楽しみにしていたのは、角野栄子さんのアトリエのコーナー。
その、くぼしまりおさんは、アートディレクターとして「魔法の文学館」に関わっています。
角野栄子さんのコーディネートもされていて、いつも素敵なお洒落スタイルなのも納得ですね。
企画展では、角野栄子さんが長年されている魔女研究を元に、「魔女まじょ展」をやっていました。
このへんで、ランチ休憩にいたしましょう。
3階にカフェがあります。
この日は1人だったので、カウンター席にしました。
奥の方のカウンター席だと静かに落ち着いて食べられますが、すぐ背後にトイレがあります(笑)
でも、ほとんど人が来ないので、あまり気になりませんでした。
この日のランチは…
実は注文する時に、思いきり業務用のチキンライスの袋が見えておりまして…。
なので予想通りの、うん…知ってるコレ…という味でした(笑)
トマトソースもかかっていて、美味しかったですけどね。
後で知ったのですが、卵は使われていないオムライスなので、アレルギーのある方でもいっしょに楽しめて、いいなと思いました。
ボリュームがありすぎて、食べ切れなかったのが残念。
トレーを下げに行ったら、やはり、ちょうど私と同じぐらいのところで、キキライスをギブアップした方のお皿が…(笑)
お腹をいっぱい空かせてから、注文しましょうね。
その後、1階の図書スペースに戻り、しばし読書タイム。
初めて読んだ『リンゴちゃん』がとっても面白くて、はまってしまい、シリーズ全巻読破してしまいました。
新しい本との出会いをもらえるのも、この文学館の素敵なところ。
最後に立ち寄ったのは、入口を入ってすぐのショップ。
いろいろ悩んだ末、今回はこちらを選びました。
メガネペンは、クリップ部分がメガネになっていて、箱ごと、飾っておきたくなるような可愛さです。
マグも欲しかったのですが、食洗機対応でなかったので断念。
可愛い、より、面倒くさいが勝ちました(笑)
文学館の外に出ると、すぐ前にはポニー乗り場が広がっています。
そして、とっても楽しそうな巨大すべり台も!
私もすごく滑ってみたかったけど、さすがに大人ひとりでやる勇気は出ず…。
子連れだったら、ドサクサに紛れて、いっしょに滑れたのになぁ。
ちぇっ…。
他にもミニトレインが走っていたり、子どものときに来てみたかったなぁ…と切に思ってしまいました。
文学館と合わせたら、1日楽しめそうです。
本好きの方や、角野栄子さんファンはもちろん、まだ本の楽しさを知らない子どもにも、好きになるキッカケを作ってくれるような、とても楽しい「魔法の文学館」でした。
カフェで見かけ、食べずに終わったピンク色のメロンパンも心残りなので(笑)、また行きたいと思います。
「魔法の文学館」は、抽選式と先着順を組み合わせての予約制となっています。
やはり土日は人気で、早くからいっぱいになりますが、日が近くなると、意外とキャンセルが出てすんなり予約できたりするので、「直近の空き予約」をチェックしてみるといいですよ。
角野栄子さんに関する過去記事です
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