KEN

けん玉少年のケンタ少年が
十連続でけん玉の技を失敗して、
「クソッ!」
と苛立っている、
そんなピリピリムードの中、
その横でけん玉少年のケンタ少年とは別の
ケンタ少年二人が
周りから恐れられている令花少女に、
「お前がケンタウロスの前の部分をやって、
お前が後ろの部分をやれ。
そしたら私がその背中に乗るから、
それで私を家まで送れ」
と命令していた。
「嫌」と言える感じではない。
ケンタ少年二人は悲しい顔をして、
その命令に従った。

うんまぁ、なんと言うか、
けん玉少年のケンタ少年!
応援しているぞ!
テッペンを獲れ!
そして、
ケンタウロスの二人は……まぁ、ガンバレ。
令花少女を喜ばせろ。
良いケンタウロスになるんだぞ。

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