見出し画像

俺流光悦考(東博特別展本阿弥光悦の大宇宙)

待ちに待ってました(´・Д・)」イヨッ

東京国立博物館特別展「本阿弥光悦の大宇宙」
行ってきました。

土日は混雑しゆっくり見る事が出来ないかと思い
先週頑張って土日に働き、光悦の為にもぎ取った貴重な平日休み(  ´^`° )ウッ
感無量です……

本阿弥光悦の大宇宙は4つのテーマでわけられていました。

第一章 本阿弥家の家職と法華信仰
第二章 謡本と光悦蒔絵
第三章 光悦の筆線と字姿
第四章 光悦茶碗

やはりここは第四章から見に行ってしまいますよね(* ˘꒳˘)⁾⁾

京博以来の乙御前
鳥肌!!
360℃ぐるっと見れる展示方法で、京博では見れなかった裏面までぐるっと見渡せました。

加賀
へら目、刷毛目、釉薬の強弱、光沢完璧
美しい
赤、白、黒、青のハーモニー絶妙

紙屋
釉薬の美しさたるや。
デザイン性……すごい……
見た感じ重そうなのに説明文に手取りは軽いと書いてあり驚き。
手にとってみたい……
確かめてみたい……

時雨、雨雲、村雲が並んでいるのも圧巻!!

そして粋だわと思ったのが
長次郎と道入の展示もされていた事。

道入と光悦がとても親しく、影響を与えたと言われているのがよくわかる素敵な展示だと思いました。

長次郎の無一物はトリックアートなのか?と思うほど凄い造りでした。
横からは想像できない程の深さ。
赤楽なのに見込をのぞくと宇宙の奥底に引き込まれるような不思議な感覚になります。

一通り茶碗を見終わる頃には頭と目を使いすぎてグッタリなってしまったので外の空気を吸いにしばし休憩

梅は咲いたか、桜はまだかいな。


目と頭を休めいざ出陣。

第一章入り口には特別展のトップに使用されている国宝「舟橋蒔絵硯箱」
なんでこの形思いついたんだろう…
なんで鉛板を橋に使おうって思いついたんだろう
……
なんで……の連続
感嘆のため息………
第一章では本阿弥家について、信仰について、家業についてなど触れていて
それは第二章、第三章の光悦の書にも言えることで

以前光悦考を読んだときにも感じたのですが
やはりここでも
「法華信仰の繋がりの強さから生まれる芸術性」と「光悦の人間力」を感じざるを得ないのです。

拝領と言ってはいるけれども
御土居の外、何もない荒れた土地に行けと言われ心からありがとうございますと思い移り住んだのかどうかは誰も知る事は出来ない。

けれどその何もない場所から所謂芸術村を作り上げていくには、今のようにSNSで全世界にむけて「この土地を1から一緒に作り上げる仲間大募集中!!」とアップできる訳でもないのに光悦は意図してなのか違うのかはわからないけれども作り上げた。

そこにはもしかしたら信仰という力があったのかもしれないけれども人間性の伴わない人のもとに人は集まらないと思う。

ウィキペディアより引用


光悦としてよく見かけるこちらの絵。
ふくよかでニコニコとした光悦。
きっとこれが答えなのかもしれない。
第二章第三章で展示されている消息などで少し垣間見えたようにも思えました。

そしてすごくどうでもいい情報としては、私光悦の字は晩年の方が好きです。
そして勝手に人柄を想像しての事ではありますがやはり人間性が何よりも大切なんだなぁと改めて心に刻む1日でした。

さてさて。
そんな本阿弥光悦の大宇宙は3月10日までだそうです。
毘沙門堂28日まで
冠雪2月18日まで
白狐2月20日〜
ちゃわん屋吉左殿2月14〜
等々入れ替えもあるようなので最低2回は行くこと必須です(エッ

やはり良き茶碗を見るとお茶を飲んでみたいと思ってしまう私共みんなの茶の湯ORIのイベントご紹介です。

現代作家さん中心に、私共がこれは素敵だから皆様に使っていただきたいという器を使用させていただいております。
茶の湯には興味ないけど陶芸には興味津々という方のご来店ご参加お待ちしております。

【茶の湯イベント情報】

📝CHA cafe@小田急和泉多摩川駅

 日時:2月4日(日) 10時〜16時

 場所 FORT MARKET @小田急和泉多摩川駅

 東京産オリジナル抹茶を使った自家製のお菓子と、抹茶を使用したオリジナルドリンクもご用意しております。

 ご家庭用や贈答用に、手作りのお菓子いかがでしょうか😊
#陶芸
#茶の湯
#東京国立博物館
#本阿弥光悦


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?