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あぁ、年金受給日。な、話し。



閲覧ありがとうございます。すっかり、秋になりました!今日は、この前、なんとまぁ、年金受給日と、わたしの休みが重なってしまい、そして、うっかりと銀行に行ってしまったあの日のコレアレを書いておこうと思います。


銀行に午前中に入ると、年配者の方々が、多く、
病院の待ち合い室かとびっくりしましたが、
「あっ!今日は、年金支給の日だ!」と、思い当たり、(用事があって、この日に休んだが、銀行で時間を食いそうだな)と、ちょっとがっくんしました。


銀行に結構早くから、皆さんが集まっていて、
年金支給日というのは、待ち遠しい日なんだろなと思いました。


支給日が過ぎたあとは、こんな感じかなぁ


窓口での用事が終わり、ATMにて通帳を記帳して帰ろうと思いましたが、ここでも、並んでいました。
出直すのもめんどいので、しんみりと並び、自分の番が来たので、通帳を記帳していると、お隣のご老人が、通帳を入れようとするのですが、手がぶれるのか、上手く入らないのが横目で見えました。

(入れてあげるくらいは、しても大丈夫だろうか。)

 と、私が思った瞬間、


「あー!もうっ!」


と、イラつく声がして、見ると、ご老人の隣に小さなご婦人が、ぴったりと張り付いていて、おじいさんから通帳をひったくり、記帳口に入れました。


(ご夫婦だろうか。)

特に、気にしなかった私は、帰ろうとしたら、さっきのご夫婦が、椅子に座り、奥さん?が、険しい目でおじいさんの通帳を横から見ているのが見えました。まるで、対局に向かう棋士のような負けてたまるかな目力でした。

「残高が!51万だから、わたしは、7万か、 15万か!いただけるかしら??」

にわかに興味がわいた野次馬クラブの会員のわたしは、通帳を見るふりをして、二人の隣の椅子に座りました。7万からいきなり15万とは、凄い開きだなとも思いました。

「ふにゃふにゃ」

対しておじいさんは、反応が薄く、良いとも悪いとも言いません。

「来月!株を売ったら、お返しできるわ。高く売れるから!それは、確実なの。」

「ふんふん、ふにゃふにゃ」

じいさんは、女性ににじり寄りながら、ふにゃふにゃ言いながら、うなずいていました。

(株が高く売れるはずなど、神様しかわからないことだろうに、インサイダーじゃない限り。)

女性のことを怪しく思ったわたしは、じいさんが心配になりました。

(ちょっと、老人にありがちな認知機能が、衰えているみたいな印象だし、ロマンス詐欺ではなかろうか)

とか、思いつきましたが、どうすることもできないし、、立ち去るか、、

と、思っていた時、入り口から小学生くらいの男の子が駆け込んできて、

「あっ、コーラがあった?」

と、女性が言ったので、女性のお孫さんかな、学校は休みかなと思い、聞いていると、

「あった。おじさん、(じいさんに向かって)ありがとうー!」

とか、言いながら、コーラを飲んでましたが、

すぐじいさんが、

「おい!」と、少年に言いました。

「お釣は?!200円、渡しただろが!釣りを出せ!」

と、ふにゃふにゃじゃなく、滑舌良く言い放ちました。

(じいさんは、ボケてない。しっかりされている)

と、感知したわたしは、安心して銀行をあとにしました。

年金の日は、支給された側も、見守っている側も
一定の緊張感があるなぁと、思いながら、

頼まれた食材を買いに大型スーパーに行くと
ここでも、年金を見越してのシニアポイント10倍とか、購買欲をブンブンと、あおっていました。


「切り落としじゃなくて、いいだろが!!」


鮮魚コーナーで、刺身を見ていると、隣から声がして、そっちを見ると

ご婦人の持ったマグロの切り落とし身が入ったパックを指差し、年配男性(多分、夫さん)が、声高めに言ってました。

「今日は、サクで買ったら?(年金入ったし)」


「ダメダメダメダメ!」


「ダメ」を四回も繰り返して、ご婦人が、男性の方を見ることも、せず、切り落としパックをかごに入れてました。

(お金が入っても、生活を考えて、ご婦人は商品を選んでいるのだな)

と、感慨深く思いました。

「ダメダメダメダメ!」


レジの横にある、大福をカゴに入れようとする
男性が、またまた、ダメ出しを食らうのを、精算前に、見かけました。

旦那さんが、買い物の付いてくるのをダメ出しすれば、良かったのでは。と思いましたが、スーパーも気晴らしになるんだろなと思いました。


年金は、減ることは、あっても、増えることは考えにくい。だから、一家に一人は、ダメ出し将軍は必要だなと思いました。


(わたしの年金は、もらえるのか。。いくらくらいになるのだろうか。支給年齢はまだ上がるのだろうか。)

楽しい休みの日には、考えたくはない問題ですが、
否応なしに、考えた昼になりました。


ニュースやネットなんかで、時々見るニュースで、70代、80代の方々が、アルバイトで働き、シニアの技術、知恵にて、職場で、重宝がられ、当人たちも、イキイキしている。


だから、あんたたちも働きましょう


というメッセージが伺え、内容が、、メディアコントロールが働いてそうで、
全面納得は、できません。

そりゃあ、働いて社会に出て楽しい皆さんもいますが、リタイアしたら、余生は、読書したり、旅行したり、趣味に没頭したりとか、自分の時間は、動けるうちは、自分に使ってみたい。という方々もおられると思います。


なんというか、もう水分はあまり残ってはいないタオルを、(まだ出るかもしれない)と、思う政府が、
ムリヤリ絞っている印象があります。


もらうことばかり考えたり、ちょびっとばらまいて
「やったやった」を自分本位に、満足するより、

国民から取ってる所得税とか諸々を半年でも、取らなくて、政府が「我慢」する方向は、考えないのかなと、思ったりします。


暗雲垂れ込める、老後なんて、イヤだと、今の働く世代は、思っていますし、安心、納得して納税できる世の中になって欲しいなと思いました。


ダメ出し将軍がいないと、大変なのは、国なのかなと思ったりします。



こんな人。


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