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隣人は嗤うのか。。な話し。


閲覧ありがとうございます。
今日は、わたしが、時々、大家さんの代理にて出入りさせてもらってる、賃貸アパートでのコレアレを書いておこうと思います。


「RIAちゃん!土曜日にごめんなさいだけど、ちょっとアパートに行ってくれない?また、警察が来てるみたいなのよ」

祖母の友人の大家さんから電話があり、警察ざたは避けたい善良な一般市民のわたしは、難色を示しました。

「また、迷惑駐車ですか。」

「なんだかね、住人さんが部屋から出てこないって!」

(部屋から出てこないって、日本人に関わらず全世界の皆さんあるあるじゃないですか。なぜ警察なんだろ。)

聞くと、大家さんちには不動産やさんから連絡があり、305(仮)の住人さんの友人が、住人の様子がこの頃、おかしく、ふさぎがちであったが、今日のゼミの集まりに無断欠席、連絡もとれない。心配だから部屋に来たが、気配はするが応答がない。だから警察に通報。警察は、不動産やさんに連絡して、鍵を持ってきてもらった。

という事情でした。

「不動産やさんは、いられないのですか?」

「長くは、無理だって。ごめんなさい。お願い。なにか、あったら、、」

事故物件になったら、いやだから!


と、大家さんの心の声がだだもれでした。


とりあえず、チャリで、アパートに行くと、パトカーが一台。制服警官と私服の刑事さんみたいな人と、三人くらいいました。

私が近くにいくと、必殺仕事人みたいな視線を投げ掛けられ、「大家の代理です。」と、言うと、
交通整理する時みたいな顔になりました。

「通報したお友達はどこですか。」

聞くと、そのお友達は台湾の女の子で、アパート前の駐車場にいると言ってました。

「ドアは開けたんだけど、本人は居間に座ってて、無表情なんだよね。最初は、少しは返答があったんだけど。」と、私服さん。

住人は、男の子(大学生)らしく、とりあえず、台湾女子に話を聞きに下におりました。

「あのひと、静かだった。ラインのへんじが無くて、おかしい思い、警察に電話した」

「部屋に入って、話しをしませんか?彼と。」

と、お願いしたら、

「ボーイフレンドちがいます!だから、ダメです。わたし、時間までいます!」

と、キッパリと線引きされ、怒られた気分になった私は、305に帰りました。

警察も、事態が沈滞してるし、今のところ、事件性も無いから、帰ると、大学生の部屋の中をじろじろ眺めまわしながら、言いました。


事件性はなし!良かった!

良かったんですが、、安心した報告をしないと、
ドアを閉めては帰れないなと思ったわたしは、

「すみません!オーナーの関係者です!ちょっとお邪魔します!」と、叫び、玄関は開けたまま、居間に座る、小柄な男の子の前に行きました。


「ごめんなさい。オーナーさんが心配されているから、少し、お話をさせてください。バタバタしてごめんなさい。びっくりされましたよね?💦」

「…………(無言)」

「あの、あの、お一人で大丈夫ですか。ご家族に良かったら、こちらから、連絡して、来てもらいますか?」

「……………もちろん無言」

15分くらい、待ちましたが、返答が無く、下を向いたままなんで、対処に困りました。

(金八先生とか美輪明宏さんがいたらなぁ)

デリケートな問題(心)は、他人は、関われない。
てか、無理。大家さんには、要注意だと言っておこう。帰ろう。

と、思い、カバンを持ったとき、


「隣の人、、、」

「へ??」

ポツリと呟いたので、耳を疑いました。

ゆっくりゆっくりと、話してくれた内容は、

隣の人(男性)が、小柄住人が洗濯物を干しに、出たら、必ず、タバコを吸いにベランダに出てくる。
それだけなら、気にしないけど、絶対に、身を乗り出しぎみに、タバコのけむりを洗濯物に吹きかける。時々、吸殻なんかも、自分のベランダに落としている。

そして、反対側の住人は、友人がたくさん集まり、騒ぐ日が多く、課題に集中できなくなり、自分の学業に差し障りが出てくるような気がする。

わたしが、オーナーサイドだからこそ、話してくれたことだと思います。

コロナが第五類になり、人々が集まるようになり、
前のようになると、良いこともあれば、落ちてくる課題もあるんだなと思いました。


行き着くところ、自分の本業(勉学)に集中できず、
気分が落ち込む時間が増え、やる気などか、削がれていってるのかなと思いました。

大学に行ってもうまくいかず、家にいても、気分が上がらない。下を向いて表情はわかりませんが、苦しげな顔をしているのだろうと思いました。

「あの、あの、私なんか、宝塚観劇のS席の抽選が
30回連続、落ちてますよ!近くに寄るな!と、言われてるみたいんなんですよ!」

ちょっと笑ってもらいたいと、アハハと、笑いましたが

「………そうなんですか、、」

と、心底、憐れな表情をされ、

「………そうなんです。。」

と、こちらも、哀しみの海に出航しそうになったときに、


「すみませーん!」と、男子の友人が二人も来てくれて、彼を連れ出してくれました。

お隣の住人さん関連のことは、責任を持って、
オーナーさんに、報告しますからと、言うと、

「ありがとうございます。」と、礼儀正しく、言ってくださいました。


家に帰り、大家さんにお隣さん関連のことを報告し、大家さんも不動産やさんに伝えると、言ってましたが、

大家さんも不動産やさんも、隣人に怒るでしょうか。



こんな感じに。

これを読んでくださる皆さんなら、多分、おわかりかと思いますが、大家さんは聞くだけだし、不動産やさんがすることは、アパート全体の皆さんにマナーを守ってくださいという内容の張り紙を、入り口に貼るくらいに、留まると思います。


直接、当該の人物に注意などしたら、どういう展開になるかわからないし、事態がひどくなる場合があるからです。
集合住宅は、未知な、いろいろな感性、いろいろな自分だけのルールみたいなものを持つ方々も、たくさん住んでます。
仲良くなる必要はないけれど、「摩擦」だけは避けたいものです。


周りの人間が変わらない、解ってくれない。と、わかれば、自分が変わるしかありません。
小柄住人さんも、究極は、そうなるだろうなと思いました。


自分に問いかけてみる。

これは、5月終わりごろの、話しですが、その後、
小柄な男の子は、学生寮に引っ越したそうです。
大家さんから聞きました。

ちょっとの時間だけど、関わった人物なんで、
良い方向に行ったのだなと信じたいです。


前は、「こんな状況だったら、いやだな」、
「もしか、こんな場所に住むなら、さみしい」と
思えた、ことが、今は、喜ばしいと感じる方が増えるかもなと思いました。



こんな人。


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