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IB Teacher になるためのあゆみ ③ 便利なグッズの紹介

IBのオンラインワークショップは基本、英語かスペイン語などで開かれています。これは全般的に、僕の英語力だと、ちょっときついです。翻訳ソフトの助けを借りたい場面が多くなります。そこで、以前も紹介したものを使って書くと良いと思います。

受講を続けているとわかりますが、受講生の中には少数ですが、英語に不慣れな人がいます。彼らもきっと以下のような作業をしていると信じています。

たとえば後述する 課題:自己紹介をしましょう だと、まず日本語で自己紹介を書きます。

僕のはこんな感じでやりました。

こんにちは、MRTです。
日本のX市で歴史を教えています。中学と高校で合わせて教員歴は10年以上ありますが、IBに対しては完全な初心者です。私が勤める学校はIB校ではないし、学校が今後そうなる予定もありません。しかし、私自身はIBの理念に関心があり、自分の教師としてのキャリアを深めてくれそうだと信じています。
日本のY大学を卒業し、同校の修士課程を卒業しました。そのころの論題は近代イラン史で、論文を書きました(日本語ですけどね)。
日本の学校では、生徒は二つの歴史科目を選択的に学びます。ひとつは日本史、もうひとつは世界史です。わたしは世界史を専門的に教えています。したがって、学生時代の専門領域とはかけ離れたことも、広く教えることになります。
近代史、および文化史に関心が強いです。

38歳です。趣味は2つです。
一つ目は3歳の息子と遊び、あまやかすことです。
もうひとつは、音楽です。どんなジャンルも好きですが、特にジャズを好みます。ときどき、ギターを持ってジャズのジャムに出かけることがあります。

これからの勉強をたのしみにしています。

これを、DeepLで翻訳してもらいましょう。翻訳ソフトは何でもいいと思いますが、DeepLのいいところは、逐語的に、正確にわりとこなれた文にしてくれるところだと思います。

Hello, my name is MRT.

I teach history in X-City, Japan. I have more than 10 years of teaching experience combined in junior high and high school, but I am a complete beginner to the IB. The school I work at is not an IB school, nor does it plan to become one. However, I am personally interested in the philosophy of the IB and believe it will deepen my teaching career.

I graduated from Y University in Japan with a Master's degree from the school. At that time, my thesis was on modern Iranian history, and I wrote my dissertation (in Japanese, though).

In Japanese schools, students study two history subjects selectively One is Japanese history and the other is world history. I specialize in teaching world history. Therefore, I teach a wide range of subjects that are far removed from my area of expertise as a student.

I am interested in modern history and cultural history.

I am 38 years old. I have two hobbies.
The first is to play with and entertain my 3-year-old son.
The second is music. I like all genres of music, especially jazz. Sometimes I go out to jazz jams with my guitar.

I am looking forward to learning more.

と、このようになります。十分通じるのですが、同僚の英語の先生に聞いてみたところこれは、やや硬いというか、翻訳的な印象を与えるようです。

そこで、これをChatGPTにお願いしましょう。慣れている方はいいと思いますが、まださわったことがない方であれば、

“”clean up“ とか“revise”,  “correct”

という言葉で、添削してくれます。

“easy to read”, “polite”などのことばを付け加えて、条件を指定することもできます。
余計なお世話かもしれませんが、本当にはじめてで困っているという方は、こういうのはどうでしょうか?(これすらDeepLで作成)

"The following text is my self introduction. Please correct it to be a little more formal and also easier to read."

そうすると、こうなります。

Hello, my name is MRT.
I am a history teacher based in X-City, Japan with over 10 years of teaching experience in junior high and high school. Although I am new to the International Baccalaureate (IB) program, I am deeply interested in its philosophy and believe it will enhance my teaching career.
I have a Master's degree from Y-University in Japan, where my thesis focused on modern Iranian history. I specialize in teaching world history, covering a wide range of subjects, despite it being outside of my area of expertise as a student. My interests lie in modern history and cultural history.

I am 38 years old and have two hobbies. The first is spending quality time with my 3-year-old son, and the second is music, particularly jazz, which I enjoy playing on my guitar at jazz jams.

I am eager to learn more about the IB program and its educational philosophy. Thank you for considering my introduction.

ちなみに、これをやるとChatGPT側の判断で、要約されたりする箇所がでてくるので、本当にものごとを正確に伝えたいときには注意が必要です。僕はDeepLをそのまま投げ込む場面も多かったですね。ChatGPTが作ってくれたやつは、ちゃんと読んだ方がいいです。あるいは……うん、それをDeepLに投げ込み返ししましょう、日本語になるから。

同僚の英語の先生いわく、ChatGPTの方がずいぶんネイティヴっぽくなるようです。上記の2種類を読んでもらって(ありがとう)、同先生が言ったことが衝撃的でした。

同僚「MRTさん、これってだいじょうぶ?」
僕 「なにが?」
同僚「これ投げ込んだら、かなり英語できる人って思われるよ。話したり聞いたり、ミーティングはないの、そのワークショップでは?」
僕「……」
同僚「この文章力でしゃべれないって、結構おどろかれるかもよww」
僕「一応、そういうミーティングないらしいんだよ……もうこれでいくしかないよ!」

この会話に一抹の不安を感じつつ、モジュール1が幕を開けたのでした。そうして、zoomミーティングがちゃーーんとあることがのちほどわかります……(ただし参加は任意)。


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