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Chat GPT と教育

これもまた、ある情報筋のお話ではじめて知ったのですが…
「ニューヨークの公立学校が、Chat GPTを禁止した」とのこと。前回につづき、教育との関連で少し考えてみたいと思います。

なるほど、さすがアメリカ。Chat GPTはアメリカ生まれの英語育ち(?)なので、いわば機械学習の本場なのでしょう、話題が進んでいる。

さて、ニューヨークは、市? 州全体も?
禁止したっていうのは、生徒向け?教師向け?

いろいろ気になりますね。調べてみよう。

少しこの記事をごく部分的に引用させてもらいました。以下です。

新たにChatGPTの使用が禁止されたのはニューヨーク市の生徒や教師で、禁止の通達を出したわけではなく、そもそも教育部門の端末やネットワークからChatGPTへのアクセスをブロックする措置を取ったとのこと。

ニューヨーク市教育局によると、これは「生徒の学習への悪影響と、コンテンツの安全性・正確性に対する懸念」を理由としたもので、広報担当のジェナ・ライル氏は「ChatGPTは質問に対して迅速かつ簡潔な回答を提供できるかもしれませんが、学業や生涯の成功に不可欠な批判的思考や問題解決のスキルを構築することはできません」と述べました。

gigazine.netより

こういうのか、なるほど。他にも権威ある新聞にもニュースがあるみたいです。

CHATGPTが、生徒の学習機会を奪う、宿題を壊滅させる、批判的思考力を殺すなどと言われている。
根幹にあるのは、わりと以前からある議論のようですね。
脅威の懸念で済んできたものが、現実的になってきたって感じなのかな。

驚いたのは、生徒のエッセーの添削に苦慮していた教師は、CHATGPTに添削を依頼したところ、実行してくれたとのこと。これをもって、CHATGPTは教師を助けるとの見方もある。

アメリカの教師のイメージは、低賃金の重労働という感じのようです。いわゆる重労働を解決するアイディアになる可能性を見ている現場の教師もいるんですね。
ただ、貧富の差の激しい社会だからでしょうか、一定の「なりたい若者もいる様子」。それに転職が普通に行われる社会だから、教師からエンジニア、とか教師から会社員、などという転職事例もたくさんある。

たぶん察するに、教師の労働環境や賃金も、競争により全然違うのでしょう。一口に先生といっても、研究業績を出しているか、修士号や博士号を持っているかなど、給与の差別化が徹底しているように思います。

PODCASTには、教師の転職について考え、ゲストにきてしゃべってもらう人気番組があります。英語の勉強をやっていて、リスニングに何かないかなと思っていたところ、見つけました(聞いて楽しむほどのリスニング力はありませんが)。いくつかエピソードを聞くと、元教師のエンジニアとか博物館職員などがアドバイスをしたりしていました。

アメリカは、たぶんこういうAI(CHATGPTに限らず)と共存する道を、いち早く歩み出すような気がします。テクノロジーがアメリカの国際的な優位を支えてきたことを、国民が深く理解しているだろうと思うからです。それに、アメリカの教育環境、教師の仕事のあり方が大きく違う、少なくとも日本とは。

CHATGPTに対する、「人権」や「生命」などに関する重大な懸念を表明する人たちもいるようです。

教育とこのAIをめぐって議論は一通り行われると思いますので、注目したいと思います。

うーん、EDTECHとかの方面の勉強も、たまにはしないとなあ…

それでは、最後にご本人に聞いてみよう!

例によって、質問も回答も、DeepLを頼ってやってみました。

僕:こんにちは。僕は日本で歴史の教師をしています。教育業界ではあなた、すなわちChat GPTが大変話題になっています。あなたのことを教師と生徒が使用することを、ニューヨーク市は禁止しました。これらのことについて、あなたはどう考えますか?

AI:
言語モデルとして、個人的な意見・感想は持ちません。しかし、教育機関では、教室でのテクノロジーの使用に関するポリシーが定められていることが珍しくありません。これらのポリシーは、学生が安全かつ適切な方法でテクノロジーを使用することを保証し、学生のプライバシーを保護するために設けられていることが多いのです。カリキュラムに私を使うか使わないかは教育機関の判断であり、場所によって異なる規則や規制、基準があることを理解しています。

僕:それでは、あなた、すなわちChat GPTが教育業界に与えている脅威について、あなたのどんな能力がその理由だと思いますか?

AI:
私のような言語モデルには、教育業界にとって脅威となる可能性がある機能がいくつかあります。ひとつは、人間のような文章を生成する私の能力が盗作に使われる可能性があり、学歴詐称の発見と防止が難しくなることです。また、私がさまざまな質問に答え、詳しい説明をすることで、学生が試験や課題でカンニングをしやすくなる可能性もあります。また、私の能力に頼りすぎると、生徒の批判的思考力が低下するのではないかという懸念もあります。

しかし、私のような言語モデルも、教室では貴重なツールになることも知っておく必要があります。例えば、質問に素早く正確に答える私の能力は、生徒の学習効率を高め、文章を作成する能力は、生徒の文章力を向上させるのに役立つのです。また、AIの責任ある使い方や、信頼できる情報源とそうでないものの見分け方を学生に教えることも重要です。

僕:あなたが言う、AIの責任ある使い方や、信頼できる情報源とそうでないものの見分け方を、教師はどうすれば生徒に教えることができるでしょうか?

AI:
教師が生徒に、責任を持ってAIを使う方法、信頼できる情報源と信頼できない情報源を見分ける方法を教えるには、いくつかの方法があります。ここでは、そのいくつかを提案します。

1 AIの限界について教える:私のようなAIシステムは完璧ではなく、私が提供する情報には誤りや偏りがあるかもしれないことを、生徒に認識させるべきです。

2  批判的思考を奨励する。教師は、私が提供する情報について批判的に考え、それを真実として受け入れる前に複数の情報源で検証するよう学生に奨励する必要があります。

3 情報源の信頼性の重要性について話し合う。教師は、研究を行う際に情報源の信頼性を評価することの重要性について、生徒と話し合う必要があります。
情報源の評価に関するガイダンスを提供する。例えば、著者の資格、出版日、出版社などを考慮するように指導する。

4 デジタルリテラシーを重視する。インターネットを使いこなし、情報源の信頼性を評価できるようなデジタルリテラシーのスキルを身につけさせます。

5 安心して質問できる環境を整える 信憑性に欠ける情報や理解しがたい情報に遭遇した場合は質問するように促し、懸念がある場合は教師に申し出るようにする。

これらのガイドラインに従うことで、教師は生徒が責任を持ってAIを利用し、信頼できる情報源と信頼できない情報源を区別するために必要なスキルを身につけることができます。

うん、どうもありがとう。

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