できるだけ自分で作る生活
ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。
数年前、流行病のせいで仕事も減り、ちょうど60歳を超えたので、稼ぐことより、丁寧に生きることを考えるようになりました。
最初は味噌つくり。
これはたくさんの人と機械を使ってやることから始めました。
大豆も茹でてもらって、機械でつぶしてもらってという人任せ、機械任せのスタートでした。
今年は材料をそろえてもらったほかは大豆を茹でることやつぶすことなどすべて自力でやりました。
今、味噌の上にかぶせた酒粕が味噌から出た水分を吸って柔らかくなってきました。秋には手前味噌ができあがります。
工房の甕には3年ものの味噌がまだあって、この前の茶臼山山頂での味噌汁に使ったりしています。発酵食品を自分で作ると安心で、体にもいいのでありがたいです。
次は梅干し作り。松浦造園さんが空山で無農薬の梅を作っているので、それを買って作ります。一度かなり多く作ったので、ここ2年ほど作っていませんでしたが、今年は仕込みます。
麹も最初は甘酒から。
おかゆを冷まして加えるやり方で作っていましたが、炊飯器を使えない時間が長いので、困っていました。
そうしたら、麹と水だけでスープジャーで作るやり方をnoteで解説している方がありました。
私はスープジャーを赤にしました。暖色系の物が心も温めてくれると思うからです。
また、水から火にかけると時間がかかるので、お湯と水を半分ずつ入れると最初から50度くらいになるので、早くできます。せっかちさんにお勧めです。
スープジャーの使い勝手の良さを知ってから、塩麹、醤油麹も作るようになりました。
どれもガラス瓶に保存しています。
発酵食品を自分で作って保存するって案外簡単なことです。
お店で売ってるけれど、なかにはよくわからない横文字がいっぱい入っているものも多いのです。
材料から自分で選ぶと実はシンプルです。
味噌は大豆と麹と塩。
梅干しは梅と塩。あれば赤しそ。
甘酒は麹と水。
塩麹は麹と水と塩。
醤油麹は麹と醤油と水。
なにを選ぶかで味に違いが出てきます。
材料選びも楽しいこと。
こんなに簡単なのに、やろうとしなかったことが残念です。
でも、気づくことができてよかったなと思います。
売ってあるから買えばいいというのは思い込み。
作りたいと思ったら、作ればいいし、作ることができるということに気づくだけで生活も意識も変わってきます。
だれかのために生きるのではなく、自分のために生きることの一つにこれはと思う物を自分で作るという行為があると思います。
なにより、自分で作ることで安心を買えること、考え方が変わること。できそうなもの、やってみたいことからチャレンジしませんか?
ミニチュアちさと工房
松江市山代町425-7
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☎ 070-5678-5427
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