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2浪宅浪体験記⑮ ~弱い自分と強い自分~
前回の内容はこちら
夏を越えて、秋に差し掛かっても
どうせ僕なんて。
なんで僕だけ。
そんな自分が何度も何度も現れようとした。
現れようとするたびに、強い自分が追い払ってくれた。
そんなもぐらたたきのようなことをしているうちに
弱い自分とも強い自分とも違うもう一人の自分が頭に現れる。
その自分がこうつぶやく。
「弱い自分も強い自分も僕は僕であって、どちらも正真正銘の僕なんだ。
だから忌み嫌う必要なんかないんじゃないかな?」
なんだか考え方が少し変わったような気がした。
かの西郷隆盛はこういう言葉を世に残した。
「人を相手にせず天を相手にせよ。
天を相手にして己を尽くし、
人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」
西郷隆盛自身がこの言葉をどう解釈したか知らなかったし
西郷隆盛という人物のこともよく知らなかったが
もう一人の自分が「弱い自分も自分だ」とつぶやいたそんなとき
僕は西郷隆盛の言葉をこう解釈した。
人を相手にせず
⇒ 他人や弱い自分、時には強い自分に気を取られず
天を相手にせよ
⇒ 自分の本来の目標に集中せよ
己を尽くして人を咎めず
⇒ やるべきことにだけ集中し、他人や弱い自分を忌み嫌わず
我が誠の足らざるを尋ぬべし
⇒ 自分の現状と目標とのギャップが何か?どうすれば埋められるかだけ考え行動すべき
そう、自分勝手に解釈した。解釈があってるかどうかはわからない。
そうすると、なんだか弱い自分も受け入れられた。
そんな気がした。
つづく
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