ご褒美のあげ方は難しいな~。いつもいつも悩みながらのご褒美問題。
私は、小学校で指導教諭をしています。
教師と保護者の2つ視点から、
『家庭でもできる教育の一工夫』を発信しています。
ご褒美を上げるのはいいけれど…
教員になりたての頃から
・外発的動機づけと
・内発的動機づけの話をよく聞いていた。
やる気を出すためにご褒美などで釣る、外発的動機づけと、
自分のうちからやる気を出す、内発的動機づけ。
よいのは、もちろん、内発的動機づけ。
ご褒美シールなどは、外発的動機づけで
あまりよいものではないというものです。
それを何度も聞いてきたからか、
私は子育てにおけるご褒美には慎重な方だと思います。
以下の本は、本当に勉強になります。
つまりは…
ご褒美は、
どんな子に与えるかによって、効果の現れ方が違うということです。
そして、大前提として
ご褒美だけで、
モチベーションをあげようとするには、限界があるということです。
これを知っておくと、
どのタイミングで
どんなご褒美を用意するか
慎重に考えるようになるのではないでしょうか。
また、ご褒美のあとには、
「頑張った後の〇〇は、楽しいね。」とか
「頑張ったから、〇〇ができるね。」などと
声掛けも工夫することができると思います。
モチベーションを上げるのに、必要なのは、「自律性」「有能感」「関係性(人とのつながり)」である。この三つを促進する環境を教師がつくりだせれば、生徒のモチベーションはぐっと上がるというわけだ。
では、どうやったらそういう環境をつくりだせるのか?デシとライアンの説明によれば、生徒たちが教室で「自律性」を実感するのは、教師が「生徒に自分で選んで、自分の意志でやっているのだという実感を最大限に持たせ」、管理、強制されていると感じさせないときである。また、生徒が「有能感」を持つのは、やり遂げることはできるが簡単すぎるわけではないタスクー生徒たちの現在の能力をほんの少し超える課題ーを教師が与えるときである。さらに、生徒が「関係性」を感じるのは、教師に好感を持たれ、価値を認められ、尊重されていると感じるときである。
最後に…
以前にこのような記事を書きました。
ご褒美のためだけに頑張る子にはなってほしくありません。
ご褒美を上手に使い、
頑張ることが楽しいと思える工夫をしていきたいと強く思います。