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#49 あのとき2人目を妊娠するか迷ってたわたしへ

「2人育児は2倍どころか、何倍も大変だよ!」という言葉。
聞いたり、言われたりしたことありませんか?

わたしは、人生の諸先輩方からよくよく聞いていました。

なので、2人目妊活のとき
「すでに1人でハードモードなのに、苦労してまで2人目妊活する意味とは?」と悩むことも。結局答えが見つからぬまま、妊娠し2人目出産を迎えました。

産後半年以上が経って、いまの自分なりの答えは「2人目産んでよかった!」です。

2人目は孫(わたし所感)

3人目は孫という方もいますが、すでに孫化しています。

いろいろな仕草がかーわいい。

もちろん余裕なく振り回されることも。でもベースは、「あー泣いてるね、大丈夫だよ」と客観視できてます。

上の子の赤ちゃん返りもめちゃくちゃ心配してました。し、やはりある程度はありました。でも2人で関わりあうことによる相乗効果による育児の喜びとか、負担軽減が大きいです。

上の子は、ストレスを感じたときに下の子の手をにぎにぎしたりする。
泣いてたはずなのに、下の子が空気読まずのっかってきて思わず笑っちゃう。助かる。ギャン泣きされると親も余裕がなくなり空気が凝り固まりがちでしたが、ゆるみやすくなりました。

下の子は保育園に迎えにいって、上の子をみるとアイドルを見つけたみたいに、きゃー!といって抱っこ紐のなかでどんどん揺れる。
思わず笑うわたしと、好きアピールされて嬉しくないわけがない上の子。
前の育休中は支援センターとかなんか刺激を与えた方がいいのか?とか考えてましたが、非常に刺激的な上の子がいることで、まぁいいかとなってます。

1人目の時の黒い気持ちを昇華

わが家は、1人目は産まれた直後から即NICU入院でした。
産んでおめでとう、となることを想像していた妊娠時からの、産んだ直後からの喪失感と涙。申し訳なさ。自分でお世話できないもどかしさ。あれは大変でした。

2人目は自分と一緒に退院できたことで、お世話を体験できて。
すると・・・こっちはこっちでオールハッピー!でもない。しんどいわけです(笑)。
特に1人目はNICUで沐浴をはじめいろんなお世話を夫も含め、教えてもらったわが家。
1人目でいきなり退院されるお母さんって、もう退院するの?!ってなるな絶対。不安になるだろうなと想像できました。

自分の体験回数が1回から2回に変わったからこそ、自分や周りの人を知らず知らずのうちに否定する黒い気持ちを昇華できたなぁっておもうんです。周りの人をみてどこかで思ってたんですよね、「大変っていうけど、お世話できるだけ幸せじゃん」「病院行く心配ないでしょ?」とか。

いやいや、わたしには見えない、気づかない苦労や不安がそれぞれの家庭にある。何十回も妊娠出産経験できる人はいないですから。そんな当たり前にも気づけない視野の狭さになってました。

今いのちがあることで幸せだよね、という現実。
キレイゴトではなく心の底から実感できた気がします。

わたしにとって一番辛かったのは子育てではなくその他もろもろ

ちなみに心配していた2人育児も、いまのところは3倍以上になった気がしません。

ふと気づいたのは、わたしは子育てが嫌とか、苦手なのではなく、
子育てをすると意思決定した瞬間、どさっとふりかかってくる「その他もろもろたち」に苦労してたんだろうなということ。

【子育てをすると意思決定した瞬間に出てくるその他もろもろたち】

・わかりづらく、バラバラで、手戻りと手間の多い書類(妊娠、出産、保育園)
 →自分の思考力も妊娠出産で落ちているので、よけい辛い。

保育園入園できるか、どんな世界線なのか、不透明さにヒヤヒヤ

会社からの離脱への不安、復帰への不安

→保育園も会社復帰も「やってみないとわからない」ので始まるまで不安が続く。

これら全て、1人目のときにわけわかんないなりに乗り越えてきた。
だから2人目、この「その他もろもろたち」への時間コストや思考コストがない。
だからこそストレスがめっちゃへったんだろうなーと思います。


もちろん、これから復職したあとに「うわー、やっぱ2倍以上に大変だった」って思うかもしれません。

でも、一瞬でも、「いやこども2人になって最高じゃん!」って思えた事実がある。これにはすごい意味があるな、って思ったのでnoteに残しておくことにしました。

あの時への自分へ。
そのままで大丈夫だよ!

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