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教わってよかった。初めて「上虚下実」を知った時のこと

今回は、2010年に書いた日記を紹介し、その後で後日談を書くというスタイルになります。


2010年11月頃の日記より

ハワイ島は、今日は金曜日。
平日最後の日です。

平日は、毎朝6時からヨガをしているのですが
今日はヨガを通してのからだの学びをご紹介します。

  上虚下実(じょうきょかじつ)

いきなり難しそうな四文字熟語かと思われたあなた!

私も最初、そう思いました 笑

でも、この言葉の指す意味は
自分らしく生きる上でとても大切なこと
だと感じました。

お世話になっているMさんは
「ヨガをするときはいつも上虚下実を意識するのよ」
とおっしゃられます。

上虚果実とは、
 「上半身の力が抜けていて、下半身が充実していること」です。

虚は、余分な力が抜けていてゆるんでいること。
実は、力がそこに集まっていて、張りがあること。

これがなぜいいのか。

人間の身体は、上半身の力みが抜けてくると、
骨盤の中に力が集まり、重心がよってきて、
足腰がしっかりとしてくる構造をしています。

重心が骨盤の中に落ちてくると動くときに軸がブレにくくなり、
余分なエネルギーを使わないために疲れにくくなるそうです。

また、腰がしっかりすると姿勢がよくなり、視野が広がります。
また、胸郭が緩んで広くなり、呼吸もしやすくなります。

引用元:しゅとう整体さんのHPより

ということだそうです。

こういった意味・価値のある
上虚下実をほとんどの人はできていないそうです。

確かに、アタマでっかちになりがちな現代人は
デスクワークに悩みだらけで運動不足、上実下虚な感じですよね。
(これは今までの私でした。。)

事実、私はヨガでちゃんと座ることができていないんです。。

ちゃんと座るとは、骨盤の中央にある仙骨を立てることができている状態のこと。

立ててないと言うのは、座椅子の背もたれによりかかり、ダラーっと座っている状態をイメージしてもらえればと思います。

そういうときって腰がねちゃってますよね?
それは、仙骨が傾いているということなんです。

そして、尾てい骨ではなく座骨という、尾てい骨の両隣りにそれぞれ一つずつある骨を地面に接して座るということです。

座椅子で背もたれによりかかりながら座っているように普段から座っていると、それは座骨ではなく尾てい骨をつかって座っているということになります。

でも私は、多くの人がそうなってしまっているようにいつもイスや床に座るときに尾てい骨で座ってしまっていたので(なぜなら、座骨で座ることは慣れていないとしんどいんです。。)

股関節の固さとあいまって、腰が足に対して直角になりません。。

  上虚下実への道は遠いなぁ。。

だからヨガのポーズがしんどかったり、ちゃんと座ることが逆にストレスになってしまうのです。。

あぁ、いかに自分の身体をメンテナンスしていなかったか。

でも、今は座るときには意識的に座骨で座るようにしたり、(最初は慣れなくても、座ることを意識すればするほど座骨が整っていくそうです!)

ヨガを日々行うことによって、骨盤をもとの位置に戻すことをしようとトレーニングしているので上虚下実に向けて頑張っています。

そうすることでもっとラクにパワーを発揮できたり、身体のポテンシャルを発揮できるようになるそうです。

69歳ながら毎朝3時くらいから創作活動をされ、農作業もバリバリこなしているMさんを見ていると25歳の自分(当時の年齢)は、まだまだできるはずだと思わずにはいられません。

もし、身体をもっと整えたいとか活用したいと考えていらっしゃるのであればぜひ一緒に上虚下実を目指していきましょう。

後日談

振り返って思うに、このトータル3ヶ月に及びヨガの実践により、自身の骨格があるべき姿へ整っていたように思います。もちろん、柔軟性も。

上記の日記に書いていた虚の感覚は、その後、元武道家の方の基でトレーニングする機会があった際に、この記事で書いたように初めて実感することができました。

個人的に、自身と居ることに安心感を感じるためには、体が虚の状態になることが重要だと捉えています。

相応の時間はかかりましたが、こちらの記事に書いているようなプロセスで身体知性の発達にアプローチしてきたことで、その感覚が育ち、それが一定以上になったからこそ、自分肯定感 → 自己実在感へのシフトを起こせたのではないか、と捉えています。

自己実在感とは?

ここ最近、経営者の方と話す機会が増えているのですが、いずれも突き詰めると、「自己実在感」へのシフトがテーマとなっています。

そのために必要な土台を整えることができる、自身が通ってきた道のような機会と環境はどこにあるか、なければつくるか、そんなことをぼんやりと考えています。

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