「これくらい、みんなもやってること」・・・じゃない!!【誰でもみんな鬱になる/ハラユキ】

誰にとっても他人事じゃない・・・今、そこにある鬱



ああ・・・あの時、今思えば鬱になりかけてたのかも・・・(遠い目)。
もしや鬱って、本人が無自覚のうちにじわじわと忍び寄ってくるものなのでは・・・?


ということで、このページをたまたま訪れてくださったあなたへ。
ご自身のチェックも兼ねて読んでいただきたい本をご紹介します。




明るく元気、超ポジティブ・・・でも、鬱になった・・・!!

この本は、ハラユキさん(コミックエッセイスト&イラストレーター)が、ご自身の体験を元に書かれたもの。
ラジオでお話されているのを聴いて興味を持ち、読んでみました。


ラジオ番組でお話しされていたハラさんは、明るく、元気。
クヨクヨしない。
ポジティブマインドでガンガンお仕事をされている方、というイメージ。


・・・でも、鬱になってしまってた・・・。


ハラさんが鬱を疑った当時の症状を聞いて

「・・・え、そういうことなら私もあったかも・・・!!」

と思いあたることが一つ二つのレベルではなかったことから、自分には無縁だと思っていた鬱が、突然射程圏内に入ってきた感覚でした。



明るい人、元気な人、ポジティブな人。
どちらかと言えば私もそういう部類に入る人間だと思いますが、そういう人でも鬱になるんだ・・・という衝撃。

症状の一例として、

□ 身体が疲れているわけでもないのにやる気が出ない

□ わけもなく涙が出る

□ 孤独感

などがあるそう。


どうです?
思い当たる節はありませんか???




そう言えば、あの時・・・


過去、精神的にいろいろキツかった時に、

(その出来事をいろいろ思い出してしまう)この道路を通るのすら嫌!!」

とわざわざ遠回りして走っていたりとか、

(当該者の)着信に気付きたくない、声も聞きたくない」

とスマホを見ることすらしなかったりとか。

はたまた、何も手につかずぼーーーーっとしてしまうかと思えば、思いもよらないスイッチで涙が出たりとか。完全単独情緒不安定。


しかし当時はただ単に

「人間関係のトラブルに心を持ってかれちゃってたんだろうな」

くらいに軽く捉えていました。


・・・いやいや、嘘つきました!!!

考えてみるとそもそも、そんな自己分析だってあと付けです。


その時は、「もしかして私って今、超絶不調中なのでは?」なんてことも俯瞰出来ていなかったな・・・。


心の不調からくる胃痛などはもう定番で、その他、不調のオプションかの如く、いつのまにかハゲが出来ていたり、常時奥歯を噛み締める癖で歯がすり減っていたり、突発性難聴になっていたり、と身体は必死にサインを送ってくれていました。


しかしそれですらも外に吐き出すことは“弱音”だと思っていたので、身体からのサインはフル無視。こんなふうに自分を消耗させまくった積み重ねが、後でドカンとくるんですよね・・・。

思い当たる人、要注意!!です

「鬱」と一口に言っても、マタニティブルー、産後鬱、介護うつ、更年期うつ、育児うつ・・・など、その種類も症状も程度も多岐にわたるそうなので、

「これって、私の頑張りが足りないんじゃないかしら」

とか、

「これくらいのこと、みんなもやってることじゃない」

とか、とにかく自責癖のある人は要注意です。



いわゆるがんばり屋さんや、責任感の強い人、「私は鬱とは対極にいる人間」などと思っている人でも、うっかり陥ってしまうのが鬱なんだろうな、と・・・。




「もしかして・・・」と思ったらまずやること


この本では、ハラさんが実際に経験された症状や、セルフケア法、お医者様(しかも複数受診されていてその選び方も参考になりました)とのやり取り、など、情報が盛りだくさんでした。(漫画もふんだんに盛り込まれていて、内容は専門性が高いのに読みやすいのもありがたかった・・・!)


「もしかしたら私、鬱かも・・・」
とうすうす気づきながらイマイチ対策出来ていない人でも、“次なる一手”を打つきっかけになるんじゃないかな?と思います。

「ここは私が我慢すれば波風立たずに済む」

とかなんとか、カジュアルに思いがちな人は今すぐ読んでください!!




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