ダイエットで「隠れ脂肪肝」になる人が続出している理由とは！？
人生が変わるジム、銀座トレーニングラボの今村です。
トレーナー歴は22年。
業界ではかなりのベテランです（だと思っています）。
これまで1000人以上は担当したかと思います。
今回は、ダイエットで隠れ脂肪肝になる人が続出している理由についてお話しします。
ダイエットを頑張っているのに、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
そんな驚きの事実とその対策を一緒に見ていきましょう。
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脂肪肝とは？
まず、脂肪肝について簡単に説明します。脂肪肝とは、肝臓に脂肪が付きすぎる状態のことを言います。脂肪肝には大きく分けて2種類あり、アルコール性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝に分かれます。今日は、非アルコール性脂肪肝についてお話しします。
痩せている人でもなる脂肪肝
脂肪肝というと、太っている人がなりやすいイメージがありますが、実は痩せている人でもなることがあります。特に、日本人などのアジア圏では痩せ型の人にも脂肪肝が多く見られるのです。
なぜダイエットが脂肪肝の原因になるのか？
では、なぜダイエットを頑張っているのに脂肪肝になってしまうのか、その理由を説明します。まず、糖質の食べ過ぎやカロリー過剰が脂肪肝の主な原因です。健康な肝臓は赤色ですが、脂肪肝になると白っぽくなります。脂肪肝になると、慢性炎症が起き、それが全身に広がり、インスリン抵抗性や糖尿病などのリスクが増えます。さらに、脂肪肝が続くと肝硬変になる可能性もあります。
しかし、最近の研究では、飢餓状態でも脂肪肝になりやすいことがわかっています。極端なカロリー制限や断食が原因で脂肪肝になるケースが増えています。特に女性に多いのですが、食べる量を極端に減らすことで脂肪肝になってしまうのです。男性も同様に、極端なカロリー制限や断食が原因で脂肪肝になることがあります。
「隠れ脂肪肝」とは？
これを「隠れ脂肪肝」と呼びます。良かれと思って行っているダイエットが、実は肝臓に脂肪を溜めてしまう結果になるのです。例えば、高東海大学のデータによると、脂肪肝の女性のうち、痩せ型の人が54%を占めていました。つまり、太っているから脂肪肝になるのではなく、痩せ型の人も脂肪肝になるリスクが高いのです。
極端なダイエットをすると、体は飢餓状態だと勘違いし、脂肪細胞や筋肉からエネルギーを放出します。その結果、血中の脂質が増え、肝臓に脂肪が蓄積されます。これが長期間続くと、筋肉が減少し、代謝が低下し、脂肪肝になります。
飽食の時代で飢餓状態になることはありませんが、体が飢餓と感じるような食事方法を取ると脂肪肝になりやすくなります。糖質制限やファスティングも、正しい方法で行わないと脂肪肝になるリスクがあります。例えば、長期間の糖質制限が脂肪肝を改善する一方で、再発のリスクもあります。ファスティングも、独自の方法で行うと脂肪肝になることがあります。
そのため、糖質制限やファスティングを行う際には、専門家の指導のもとで行うことが重要です。これらの方法は、正しく行えば脂肪肝の改善に役立ちますが、間違った方法で行うと逆効果になることがあります。
糖質制限のリスク
実際に、糖質制限を長期間行った結果、脂肪肝になってしまった例もあります。例えば、30代の女性が2年以上糖質制限を行った結果、肝機能障害や貧血、倦怠感などが見られました。この女性の血液データを見ると、典型的な脂肪肝の症状が見られました。
この女性は糖質制限を中断し、食事を改善することで、肝機能の数値が正常に戻りました。つまり、栄養療法によって個々の状態に合わせた食事を取ることが重要です。
まとめ
極端なカロリー制限や断食、長期間の糖質制限は脂肪肝になるリスクが高いです。飢餓状態と感じた体は、過剰な脂肪分解と筋肉の減少を引き起こし、脂肪肝を引き起こします。体が感じる飢餓状態を避け、バランスの取れた食事を心がけましょう。
最後に、隠れ脂肪肝を見極めるためには、専門医の診察を受けることが重要です。最近ではフィブロスキャンという方法で脂肪肝を診断することができます。血液検査でも脂肪肝の兆候がわかります。
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引き続き、下半身痩せ、ダイエットに関するお悩みが解決できるように情報発信していきます✨
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