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流れるように人生を生きるために大切な力

みんなこんちは!Shotakaだよ。

今日は「心理的柔軟性」のお話をしようかね。

下記のようなことが何で起こるのかについても紐解いていきたいと思うので、気になったら読んでみてね。

・本当は新しい仕事にチャレンジしてみたいけど、どうしても一歩が踏み出せない。
・今の私にとっては本当は撤退したほうが良い状況でも撤退できない。辞めたいのに、辞められない。
・威圧的な上司や取引先がいると、本当はNoと跳ね返したいけど、萎縮してしまう。
・人間関係において、相手の気持ちを考えすぎてしまって、言いたいことが言えない。もしくは本当は言いたくないのに、いつも言い過ぎてしまう。

これらはほんの例の一部に過ぎないけど、こう言ったことがなぜ起こるのか。
それについて説明しようと思う。

そして、何よりもそれらを超えて、下記の問い。

あなたが、自分の本質から人生を創造し、あなただけの未知の人生を生きるために必要なことはなんですか。

これの答えはいたってシンプルで、

自己認識(Self-awareness)の能力を再生させること。

よく「自己理解(Self-knowledge)」の重要性は説かれてるよね。
あなたの強みは?才能は?気質は?資質は?情熱は?価値観は?性格は?知覚の偏りは?

などなど、机で一人で向き合って、診断ツールなどで、知っていく。
「概念や知識」がまずあって、それを自分の「経験/行動」に紐付けていくもの。言うなれば「静的」なプロセス。

そして「自己認識(Self-awareness)」というのは、「今」この瞬間に、自分の中に起こっていることに「気づいていく」こと。
行動しながら、いつでも気付くことができる能力。

自己理解は一人の分析で使われることが多いけど、自己認識は「他者との関わり」の中で気付ける力。
こっちは「動的」なプロセス。

「あ、今私はこの行動にワクワクしているな」
「今、自分の中で未完了の感情が反応してるな」
「今、呼吸が浅くなっているな、相当ストレスを感じているな」
「今、とてもインスパイアされてるな、自分にとって相当大事なことがあるんだな」

 こういったことに「気づいていく力」が「自己認識力」。

で、ポイントなのが、自己認識能力を「再生させる」って書いたこと。
そう、「新しく身につける」ではなく「再生」なのがポイントなのよ。

人は自分に「必要なことに気づいていく力」が本来備わっている。本当はもうこれ、生まれた時から搭載されているわけ。
ただ、現代の「思考偏重」の生活の中では、必然的にそれが失われてしまっているだけ。

現代の社会システムは、「人の本質的な幸せ」を重要視する仕組みにはなってない。

言葉では「人は幸せになるために生まれてきた」といっていても、社会システムは「生産性を上げる」「お金を増やす」ことこそが正義である、という仕組みになっている。数字的な成長を強制する仕組みになってます。

その世界の中では、ひたすら「拡大(エントロピーの増大)」だけが重要視され、循環する「生命性」は失われている。「誰も取り残さない社会を」と言いながらも、社会のシステムが「必ず誰かを取り残す設定」になっている。根底にある資本主義における債務貨幣という仕組みが、「人が本質的な幸せを求める」ということをやりにくくさせてるわけ。

あ、ここ話すとだいぶ話が脇に逸れるので、自己認識の話に戻ろう。笑

まあ、とにかく、おかげで、現代は「思考偏重」で、ずっと意識が「思考の世界」にいるわけ。

「私の中で今、何が起こっているのか?」に意識を向けることを教えないのよね。
そして、自己認識力が使えないと、何が困るか?っていうと、

「今ここの、自分の本音の人生が生きれなくなる」

ということ。

エゴ、自我、マインド、扁桃体の反応、言葉はなんでもいいんだけど、まああえてマインドと言おうかな。

マインドは常に、自分を守るために動く。

不快を避けて、快を求める。

それはそれで当たり前の話なんだけど、問題は、「自分の中に解決していない未完了の感情(感情の重荷)」がたくさんあればあるほど、自己防衛的になると言うこと。

自己防衛的になると何が問題か?って、

不安や恐怖、罪悪感などが自分を縛り、あなたを過去と未来に引き裂き、駆り立てられるような衝動で何かをしようとしたり、避けたらするようになってしまう。

そして、それが人間の本来の「創造的自己調整機能」を固着化させ、心理的柔軟性を失わせる。
そうすると、今ここのあなたの本音からの人生が生きられなくなる。

どういうことか具体的に書こうか。

生物学的な創造的自己調整機能とは、外界(自分の外の環境)に応じて、自分自身に必要な調整をする能力のこと。

あなたは80度のサウナに入っても、12度の水風呂に入っても、体温は35〜37度の間だよね?
暑ければ汗をかいて熱を外に逃し、寒ければ毛穴を締めて熱を身体にとどめようとする。自然な調整なわけだ。

もしあなたが、熱い環境で喉が渇いたことに気付いたならば、自ら飲み物を探して、手に入れて、喉を潤すことをするだろう。

そうやって、生物には、必要に応じて自然と創造的に自己調整を行う機能がある。どんな環境でも柔軟に適応していく。

そしてそれは肉体だけではなく心理的にも同じなんだよね。外の環境に応じて、創造的に自分の選択を変えて適応していく。

だけど、人間はこの創造的自己調整機能が固着してしまっている場合がある。(心理的柔軟性を失っている状態)

・本当は新しい仕事にチャレンジしてみたいけど、どうしても一歩が踏み出せない。
・今の私にとっては本当は撤退したほうが良い状況でも撤退できない。
・威圧的な上司や取引先がいると、本当はNoと跳ね返したいけど、萎縮してしまう。
・人間関係において、相手の気持ちを考えすぎてしまって、言いたいことが言えない。

本来、人は、目の前の環境、その時その時に変化する現実に、柔軟に適応して、行動を変えて、水のように流れていく創造的な生き物。

ところが同じ行動,似たような状況になることに気づくことがある。
同じ相手と繰り返す言い争いや、時や場所や相手が違うのに、違う会社、違う出来事なのに、似たような繰り返し。自分自身に起きるパターン。

ループする現実。
(ザメンタルモデルの本でいう不都合な現実)

これは2つの理由があって。
1.思い込みによって認知が固定化している。
2.未完了の問題(感情の重荷)によって、身動きがとれなくなっている。

特に後者は自分への影響力が大きい。
頭や理屈ではわかってても、行動できない、と言うことが起きてくる。

それは過去に経験した自分ではどうしようもない状況の中で、生き延びるための知恵が、感情を凍りつかせて閉じ込めた状態から起きていることなんだよ。
これを「未完了の問題」という。魯迅の言葉を引いて「凍りついた炎」とも呼ばれている。

さっきの例で言おうか。

1.本当はこの仕事にチャレンジしてみたいけど、どうしても一歩が踏み出せない。
→過去に、自分がやりたいことにチャレンジしたが、それによって他者から拒絶するなどの苦しい思いをした。
そしてチャレンジしようとする度に、無意識下でそれがフラッシュバックしている。マインドはあなたを守るために、2度とあの時の痛みを感じたくないから、似たような状況になるとそれを予測して避けようとする。

2.今の私にとっては本当は撤退したほうが良い状況でも撤退できない。
→逃げてはいけない、諦めてはいけない、辞めてはいけない、と親や権威的な存在に言われてきた。(そうしないとお前を認めない)
認めてもらえない恐怖や痛みがフラッシュバックして、マインドがあなたを守るためにそれを避けようとしている。

3.威圧的な上司がいると、本当はNoと跳ね返したいけど、萎縮してしまう。
→父や母が高圧的で、反論するとさらに炎上するような環境で育った。
そして似たような環境でフラッシュバックする。

4.人間関係において、相手の気持ちを考えすぎてしまって、言いたいことが言えない。
→お母さんが、人の目を気にしまくって抑圧しがちなタイプで、それを直近でみて、無意識にその生き方を取り込んだ。(これはあくまで一つの事例)

1〜3は未完了、4は思い込みの事例を書いた。

特に1〜3というものは、あなたを守るために「もう2度とあの痛みや感情を感じたくない」というマインドが、起こす固着なんだよ。

本当は目の前の現実は、過去とは違う現実であるはずなのに、過去の出来事からマインドが自動的に「予測」して、「その時は有効だった適応方法」を現在も繰り返し続ける。

そうやって、創造的自己調整機能が固着してしまう。そしてこれは、「過去」の出来事が原因ではないんだよ。

今この瞬間も自分の中で起き続けている、
「今」の話なんだよ。

だから、今、自分の中で起こっていることを自己認識して、必要なら「未完了の問題(凍りついた炎)」を完了させて、明らかに観ることを通して、「気づき」を得て、「再選択」することができるんだ。

「今ここの、自分の本音の人生を生きる」

これをやろうとした時に、邪魔をするものがたくさんある。そもそも自分の本音がわからないと言うところから、恐怖や不安、罪悪感などの感情的葛藤で身動きがとれなくなることもある。

これの突破口は、

常に自分に「意識的に気付いていく」と言うこと。

私は今、何を感じているのか?自分の中で何が起こっているのか?

これを常に観ていくことで、自身の深い部分ハートに繋がって生きていくことができる。
そしてそこで「感情的な重荷」に気付いたら、それを観ていく。いったい何が起こっているのか。
未完了があれば、完了させていく。思い込みがあれば気付いていく。

それを通して、どんどん自身の自己認識力を再生させ、創造的自己調整能力を再生すると、心理的柔軟性が高まる。

自分という乗り物を自由に使えるようになる。
流れたいところに流れられるようになる。

「やりたいことを、ただやったらいい」

そう言う状態になっていく。

そうすると自然と、あなたは

自分の本質から人生を創造し、あなただけの未知の人生を生きる

ようになっていく。
だから、「自己認識(self awareness)」はとても重要。

自己理解も大切だけど、自己認識はそれを超えて含んで、大切なのでおすすめです。

---WSのご案内------
【ゲシュタルトアプローチWS】

精神分析、身体心理学、認知心理学、生物学の学問、禅、実存主義、現象学などの哲学、
これらを取り入れたゲシュタルトアプローチは、

「自己認識(self awareness)」を再生させ、心理的柔軟性を高めるための「気付きのトレーニング」です。

その過程で、たくさんのことに気付き、創造的自己調整機能の固着した部分が流れていきます。

心のブレーキや人間関係、パートナーシップ、感情の葛藤、クォーターライフクライシスなど、テーマは人によって様々です。

そして今回も業界の重鎮、ゲシュタルト療法歴30年で、ゲシュタルト療法学会設立者、毎月日本全国を飛び回り、海外でもお呼ばれする百武正嗣、通称ももちゃん(79歳)をファシリテーターにお呼びしているよ。

この前スタジオで撮りました!

自営業/経営者向けのWSで当初は予定してたんだけど、みんな日程が合わないってたくさん連絡もらって、でも、いつも日本全国飛び回ってるももちゃんのスケジュールをせっかく抑えてるから、この日程でいろんな人が参加できるように枠を広げで開催することにしたよ!
けっこー時期が近いけど、もしピンと来たら、参加してみてね。

【WS詳細】
・日程:7/4 10:00~17:00(予定)
・会場:都内で調整中
・定員 約12名程度(先着順)
※6名以上で開催予定です。

・費用(税込):
-通常価格:22,000円
-直前募集感謝価格:17,500円
-早割価格(6/21まで):13,000円

-リピート早割価格(3ヶ月以内のWSリピートの方):12,000円

※お支払いは、振り込みで別途ご案内です。上記費用については、借りる会場によって毎回多少変動しています。

★返金保証制度
WSを1日フルで体験をして、万が一、体験が自身の期待に満たない場合、WS終了後にその場で私にお声がけください。ご相談内容に応じて、一部もしくは全額を返金致します。(事後振り込み)ゲシュタルトの場はどうしても「言語」で説明しにくい世界です。もし、自身が期待していたことと全く違う体験で、かつ、その体験が自分にとって価値のないものだと感じた場合は、遠慮なく、Shotakaにお声がけしてください。

【よくある質問】
Q, 記事を読んだけど、どういう内容のWSかいまいちわかりません。
A, 自分の内側の様々な「気づき」を創っていくためのWSです。
具体的には、グループで輪になって、真ん中に2つの椅子を用意し、そこで「クライアント」と「ファシリテーター(百武さん)」がワークをします。
(ゲシュタルトではセッションのことをワークと呼びます)

そして、本人はもちろん、それを周りで体験している人は、クライアント役のワークをみて、様々な内面での体験をし、「気づき」を生んでいきます。

前回の会場での様子

Q,全員がワークを受けられるわけではないのですか?
A,はい、希望者多数の場合は「じゃんけん」で決めます。
ワーク自体は、一人30~60分程度で、当日の時間次第ですが平均4~6人程度受けることができます。前回は8名受けることができました。

Q,確実に受けられないのであれば、個別にパーソナルセッションを申し込むことは可能ですか?
A,百武さんに関しては、個人セッションを受け付けていないため、残念ながらグループでじゃんけんに勝ち抜くことでしか受けることができません。
Shotakaのセッションにつきましては、現在満席でwaitingと致しておりますので、ご連絡頂ければwaiting登録を致しますのでいつでもお知らせください。

また、ゲシュタルト療法の創始者パールズは、ワークをグループでやることを好みました。何故なら、社会において、1対1だけの関係というのはあり得ないからです。現実世界では、必ず、我々は複数の他者に囲まれています。
そのため、グループの中でワークをするのは、毎回一人ずつで、その人固有のテーマを扱っていくものの、その日のWSに参加する一人一人が、その「場」に影響を与えているのです。
そして、周りで見ているだけの人であっても、その「場」に影響を受け、内側で様々な感情が沸き起こっていきます。そこから自分の中に「気づき」が生まれていくのです。また、ワーク後も、一人一人が「シェア」の時間をとり、「気づき」を深めていきます。

Shotaka自身はパーソナルとグループの両方のワークを受けてきており、また引き続き今も受けることがありますが、グループもお勧めですよ。

Q,ワークを受けられる人と受けられない人が同じ値段なのは何故ですか?
A,もちろんワークを受ける人、受けない人では体験が変わってきます。
そして、ゲシュタルトでは、ファシリテーターの招集費用を全員で分担し、その場の人で平等にチャンスがあることを大切にしています。

例えばプロのコーチのパーソナルセッションであれば、1セッション平均3万円〜、業界でもそれなりに有名になると1セッションが10万円を超え、第一人者の類だと、例えばshotakaの最初のコーチングスクールの先生(平本あきおさん)は1セッションが30万円でした。
日本の業界トップのコーチですと、苫米地英人さんが30分で100万円、世界ナンバーワンコーチと言われるアンソニーロビンスさんだと、30分×12回で1億円です。
正直、とてもじゃないですが、払うことができません。
そのため、ゲシュタルトの「場」では、ワークを受けられる人、受けられない人も同じ金額設定と致しております。

ただし、もし当日にWSを1日体験し、それでもやはり納得のいかないと当日感じた方は「返金保証制度」をご利用ください。
Shotakaから一部もしくは全額を返金致します。

参加希望者か下記のURLからどうぞ!


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