お客様が他界しました
2022年11月22日。
2018年に知り合った
とある会社の社長さんが亡くなりました。
前日21日に発熱したとのこと。翌日の朝
熱が引かず、むしろ高熱になったため緊急搬送。
その後、心肺停止となってしまったそうです。
風邪の悪化による肺炎でした。
まだ、45歳でした。
2018年、紹介でご縁をいただいたのが
高度障害者向けの訪問看護事業を営む猪瀬さん。
ご自身が筋ジストロフィーという難病指定された
病気を抱えながらも、同じく
高度障害者向けにサービスを提供したい想いで
起業をされました。
起業したタイミングで僕とご縁があり
ライフストーリー小説を書かせていただきました。
ちなみにその筋ジストロフィーとは
骨格筋の 壊死 ・再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称
を差しています。
出会った頃の猪瀬さんは、筋肉をほとんど動かすことができず
口と指先しか動かせなかったのです。
文面だけ読むと、なんてつらそうなんだ…
と思うかもしれませんが、実際にお会いして
話してみるとそんなネガティブな雰囲気は
全く感じずに、むしろ下ネタ全開で
非常にユーモアあふれる素晴らしい方でした。
ストーリーは起業したての頃に書いたので
まだまだ、第2弾、第3弾というように
新しい展開ができればなんてことを
長期的に考えていたのですが
それが叶わなくなってしまいました。
今回、この訃報は
会社のスタッフによるFacebookの書き込みで
知ることになりました。
驚きとともに悲しみが押し寄せ
インタビューしたその当時を思い出しました。
友達ではなく、知人が亡くなった、というのは
何回かありますが、あまり携わったことがなかったので
そこまで感情的にもならなかったんです。
ですが、今回。
本当に初めて、仕事で携わった──
なんならクライアントが亡くなったのは
過去に無かったことだったので
本当に驚きましたし喪失感が拭えません。
でも、想うのは
猪瀬さんが生きた証を
言葉として残せたこと。
亡くなった人はもう二度と生き返ることは
ありませんが、言葉に込めた想いは
生き続けます。
自分の手元にも一冊、まだあるので
これからも大切に残したいなと思います。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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