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私の便利帳

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私が影響を受けた、クリエイターさんのノートを、集めたマガジンです。どれも大切なのでまとめておきたくて作成しました。
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2018年6月の記事一覧

「高くて良いもの」をきちんとつくる誠実さ

私が仕事をしている国際空港では、毎日たくさんのブランド物に身を包んだ、いや、包まれて店を訪れる中国の御一行を見る。 そのイロトリドリのブランド物を見て、ふと考えてしまう。 本当に高くて良いものって、どれだけあるのだろうか..と。 自分の見た目を引き上げれたらそれで良い、所謂“見栄”のためという人も中にはいるんだろうから、そこに品質を求めてるかということはさて置き。 残念ながら、高くても品質の悪いものって五万とあると思う。 営業職が長かった父や兄が仕事道具としてス

みんな「辞める練習」が足りてない

昨日の何気ない連続ツイートが1万リツイート超えて驚きました。 日本ではいじめや過労死で自殺する人がいるというと、マレーシア人にはなかなか理解してもらえません。マレーシア人は、嫌な職場や嫌な学校は辞めてしまうからです 「やめ方がわからない」と人は辞めることができない実は私も最初の会社を辞めるのに5年かかりました。 テキトーな性格なのに金融機関に就職してしまい、そもそも仕事の質が全く自分にはあっていませんでした。それでも周囲には「5年は続けなさい」と言われ頑張ってしまった。

読みやすい文章は「デザイン」が優れている

 村上春樹さんや林真理子さん、糸井重里さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さん。彼ら彼女らの文章は、スルスルと読める。とっても読みやすい。  その「読みやすさ」の正体ってなんだろう? と考えてみる。  読みやすい文章は、パッとその文章を見た瞬間に「読みやすそう!」と思える。これは「文章の中身」というよりも「デザイン」に近いのではないかと思う。  漢字とひらがなのバランス、改行の位置、「(会話文)」の割合などを計算し、「ビジュアルとして」読みやすくデザインされているのではない

心がずっと忙しい人へ、時間どろぼうに気をつけて。

「いま忙しくて」と言い訳するたびに罪悪感がつのる。返せてない仕事のメール。チェックしてない書類、友人からのLINE。 『忙しい』って言葉の魔術だ。時間は誰にでも平等にあるのに、それがまるで自分にだけすくないように聞こえる。 言い訳をかさねるたびに私は、一人の少女のことを思い出す。 少女の名前は、「モモ」という。 ミヒャエル・エンデの『モモ』を、数ヶ月前に古本屋で見つけた。 その頃の私は、仕事中に話しかけられるとイラッとしたり、「時間がない〜!」と言いながら慌てて作業する

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むかーし、うつっぽくなったときに思ったことマンガ。

いっそのこと「アフリカの恵まれない子供たち」ならよかった。

不謹慎を承知で言うけれど、幼い頃から「恵まれていないならよかったのに」と思っていた。恵まれているのだから努力しなくてはならなかった。恵まれているのだから現状に不満を言ってはいけなかった。自分で思考できるようになって、それが迷信だということがわかったけれど、ずっと、自分は「できない」ことの言い訳を剥奪されている気分だった。 発達障害が“流行”している。敢えてこの言葉を使おう。素人の私の目にも発達障害ではない人まで、その名前を勝ち取りたくて必死だ。納得のいく診断が出るまで病院を

人が「言葉を選ぶ」時間が好きだ

「うーん」 目の前に、さっきからずっと唸っている人がいる。 金欠を理由に入った渋谷の鳥貴族、なぜかハイペースでお酒を飲み、だいぶ酔いが回った。そんな僕の目の前で唸る彼女はいま「言葉を選んでいる」。 *** 数分前、彼女は「早川さんの文章が好きです」と言った。 「僕の文章ってどういう文章だと感じます?」と返した。 彼女は「うーん」と考えこみながらも、慎重に、そして少しずつ言葉を紡ぎはじめた。 すぐに言葉が出なかったのは、アルコールの影響もあると思う。それでも、面と

なぜ本屋は "最強のメディア"なのか

昨日はNewsPicksアカデミアのイベントで、ケトルの嶋さんと集英社の石塚さんをお招きして雑誌×コマースの未来について伺いました。 このテーマで嶋さんに打診したときから『いいテーマですね』と言っていただいていたのですが、冒頭からなぜ編集者が仕事の幅を拡張しなければならないかについて熱く語ってくださった嶋さん。 編集者の目利き力やコンテンツを作る力はとてもハイレベルだからこそ、それを発露する乗り物のバリエーションを増やすべきという話は非常に納得でした。 顕在化したニーズ

NewsPicksの「さよならおっさん」について

NewsPicksが日経新聞に「さよなら、おっさん。」というキャンペーン広告を出したそうです。これですね。 さよなら、おっさん。 あー、またか。みたいな、困った出来事多いですよね、最近。 それ、だいたいの場合、「おっさん」のせいです。 と言ってもそれは、誰か個人の話ではなく、年齢とか性別の話でもなく。 それはつまり、この国の、凝り固まった価値観やルールのことです。 世の中の変化に対して、見て見ぬふりをする。 能書きを並べて、言い訳ばかりする。 試そうともせず、すぐに「でき

私のSNS遍歴

SNS歴は15年くらいだ。 だけど、SNSで会ったことのない人と交流するようになったのは、実は最近。 そして、SNSで知り合った人とリアルで会ったことは、まだ一度もない。 ◇◇◇ 【mixi】 はじめてのSNSは専門学校生時代のmixiだった。2004年頃だったと思う。 マイミクはリアルの友達限定で、70人くらい。知らない人からのマイミク申請は無視していたし、リアルの友達からも簡単に見つからないようにしていた(結局は共通の友人の多さでバレるのだけど)。ハンドルネー