高齢者の「声」を届けるシリーズ#3「高齢者世帯の食料備蓄量、約5割は3日分以下⁉」
こんにちは！
株式会社RARECREW（レアクル）
社長室・ニーズ調査担当の田中です。
ページを開いてくださりありがとうございます！
本シリーズは、“シニアマーケティングリサーチ”から見えた
高齢者の皆さまの「声」や「生活実態」について
記したものになります。
第三弾は3月の《おくる防災の日》にちなんで
「シニアマーケット×食料備蓄」の実態について！
そもそも私たちが“シニアマーケティングリサーチ”に
取り組む意味や第二弾については、是非下記をご覧ください♪
災害時に必要となる食料備蓄量とは？
日本が古来より、地震、台風、洪水など、
様々な自然災害が発生する土地であることは
皆さんご存知の通りだと思います。
ですが、どんな災害においても重要となる
食料備蓄がどの程度必要になるかはご存知ですか？
農林水産省によると、食料備蓄は最低でも3日分、
出来れば1週間分程度の確保が目安とされています。
ちなみに大人2人の1週間分は…
・水 2L×6本×4箱（1人1日3L程度）
・カセットコンロ、ボンベ×12本（1人1日1本弱程度）
・肉・野菜・豆などの缶詰×18缶
・牛丼の素やカレーの素などのレトルト食品×18個
・米2kg×2袋
・カップ麺類×6個
・乾麺（そうめん300g×2袋、パスタ600g×2袋）
と、かなりの量を日常的に備蓄しておくことが必要となります。
加えて乳幼児や高齢者、食物アレルギーの方など、
普段から配慮が必要な特殊食品は
非常時に入手が難しいため、自身に合った食品を
最低でも2週間分備蓄することが必要です。
例えば嚥下機能が低下している方であれば、
レトルトのおかゆやとろみ調整食品等の準備が必要ですし、
アレルギーをお持ちの方は、原因食物が含まれていない
レトルト食品や缶詰の備蓄が重要になります。
つまり、多くの方は出来れば1週間分の食品を、
特殊食品が多い方は2週間分の食品備蓄が必要となります。
※食品備蓄に関して詳細は下記URLよりご確認ください
アンケート結果公表「高齢者世帯の食料備蓄量、約5割は3日分以下」
上記では、災害時に必要となる食料の備蓄量についてお伝えしました。
では実際に高齢者世帯の実態はどうでしょうか。
今回は、在宅介護サービスを受けている高齢者に対して
ご本人様の感覚ですが、食料を何日分備蓄しているかを伺いました。
調査結果としては、食料の備蓄量「2～3日分」が35％、
「6～７日分」が14％、「備蓄していない」が18％という結果から、
高齢者世帯の約53％は3日分以下の食料しか備蓄していないこと
が判明しました！！！
アンケート詳細はコチラ▼
食料備蓄にまつわる高齢者の実態
上記のアンケート結果から
高齢者世帯の過半数は、食料備蓄量が農林水産省の推奨する
3日分に満たないことが分かります。
実際に高齢者の皆さまからは、
「正直、備える必要性を感じていない…」
「何を用意すればいいか分からないし、揃えるのが大変」
「備蓄しても賞味期限切れになっちゃうことがあるのよね」
というお話を耳にします。
ばっちり対策されている方もいらっしゃいますが、
食料備蓄に対しては、その必要性や自分に必要な
備蓄品を知らないこと及び揃える大変さ、
そして賞味期限への不安という課題が見受けられました。
なお、弊社では以前からご利用者様に向けて、
食料備蓄としても活用できるような賞味期限の長いパンや
缶詰、レトルト食品等を選んでデイサービス内で販売しています。
※食料品販売について詳細は下記をご覧ください▼
ですが、それだけでは足りません。
食料備蓄の観点からは、食料備蓄の必要性や
ローリングストック法※を知っていただくこと、
（特殊食品を含め）より備蓄できる食料品を仕入れること、
さらに、簡単に必要なものを揃えられる形をつくること
が重要となるでしょう。
※ローリングストック法とは、日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法。
これらに対して私たちは
早速、出来ることから初めていこうと思います！
皆さんの身近にいらっしゃるご高齢者様の
食料備蓄や災害対策は大丈夫でしょうか？
もし、不足しているものがあれば
まずは一緒に食料備蓄の改善を行っていきませんか？
弊社では、ご利用者様への紹介・販促のために
日常的に食べられて、高齢者の方も食べやすい備蓄できる食品
（特殊食品含め）や扱いやすい防災商品を探しています！
ピン！とくる商品がある企業様、
防災関係でご協力してくださる団体様、
ご連絡心よりお待ちしております！！！
食料備蓄に関する調査以外にも、運動、旅行、健康飲料など
様々なジャンルの調査を行っています‼
是非他のシニアマーケティングリサーチの結果もご覧ください▼
高齢者向けの商品開発や販路拡大をお考えの企業様からの
お問い合わせもお待ちしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？