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ラクダ カッパドキア トルコ
ここに生きた人たちは自分たちの生活を支える奇岩を見て何を思い感じていたのか。
きのこ岩、妖精の煙突、ラクダ岩…。いつか誰かが名前をつけたのは形が似ているからだけなのだろうか。岩や自然への感謝や何かもっと深い神秘的な意味があるのではないか。あってほしい。
ラクダ岩の近くでは商魂たくましい方たちが「どうぞ乗って写真をどうぞ」って立っている。冬のカッパドキアで生きているラクダは動かない奇岩に何を思っ
奇岩と暮らす カッパドキア トルコ
国内外問わず自然が作り出す風景には圧倒される。人の力では真似出来ないものに対して抱く憧れなんだろうか。
トルコのカッパドキアも自然の力や不思議を感じる地区だ。沢山の奇岩は風景として印象深いだけでは無かった。
紀元前1,500年ごろに発見されてから岩を生活の場所にしていた時代の跡も心に残る。岩にあけられた沢山の穴。広い住居や教会なども残る。ハトを飼う小さな穴も並んでいた。
いまも中に入る事ができ
床のモザイク エフェス遺跡 トルコ
遺跡を観るのが好きだ。自分が知ることの出来ない時代を想うのが好きだ。過去でも未来でもどんな人たちがどんな暮らしをするのか、そこに自分も入り込んでいるような妄想をする。
トルコにあるギリシャ人が作ったエフェスの街。丘の上の邸宅は住居内の装飾が観られる。このモザイク画の床やフレスコ画からは生活していた人に加えて画を作る職人さんの様子も頭に浮かぶようだ。ましてや色が残っているのだから、より生き生きと。
おむつ カシュガル 中国
赤ちゃん用のオムツの役割をするもの。左上は男の子のおちんちんをはめて、左中は女の子のおまたを穴にあてて。
おしっこをすると棒の中を通って先っちょ(左下)から外にチョロチョロ出る仕組み。農作業や家事をしているときゆりかごで寝かせた赤ちゃんに着けて、先っちょだけかごから外へ出しておくそうだ。
大はどうするのか訊けば良かった。何にしろ良いアイデアではないか。使えなくなったら燃やせば燃料にもなる。
黒い湖 カシュガル 中国
標高3,600mのカラクリ湖は雪解け水で透明度が高い。普段はエメラルドグリーンの水が豪雨になると湖面が黒く見えるため黒い湖という意味のカラクリと呼ぶらしい。
訪れた日は曇りだったので湖面は灰色だった。晴れていれば見えたであろう周りの山々や湖に映る景色は想像で楽しもう。
高度が高く動くと息苦しい。予定外の移動時間の長さもあり食欲がわかず持参したカップ麺を軽く食べた。おかしな日本人かな。
その昔
三蔵法師も通った道 カシュガル 中国
標高3,600mにある湖。富士山の山頂にも近い高さにある。もう100Km西へ行くとパキスタンとの国境という中国でも最西端の場所だ。
カシュガルをパミール高原へ向かうと徐々に気温が下がり高度が上がりはじめる。ガイドからは高山病への注意があった。
車窓には雪渓がせまりとても美しい。近くの崖は被さってくるような迫力だ。土は何色もあり石炭が露出した黒い層の隣に鉄分を多く含む赤い土、石灰の白い土が並び不
立ち往生 カシュガル 中国
カシュガルの街から車で4〜5時間、パミール高原へ向かう。標高3,600mにあるカラクリ湖へ行ってみる。
数日前の大雨でこの辺り一帯はあちこち道が寸断されてしまった。修復のため3日前までカラクリ湖への道は閉鎖されていた。
道が開通したというので出発したが途中で4時間近く立ち往生した。山から多量の水と土砂が道路を押し流したり道が閉鎖され再び工事がはじまったのだ。
道の脇の崖を崩すために発破をかけ
エイティガール寺院 カシュガル 中国
カシュガルにあるエイティガール寺院はモスクである。漢族より圧倒的に多いウイグル族の多くはイスラム教徒。ちょうど礼拝が終わり出てくる人は皆帽子をかぶっている。
ドーム型のモスクではない。何本もの柱と簡素な屋根はあるが壁は無く回廊のある中庭のような状態に祈りのための絨毯が敷いてある。ほとんど雨が降らない地域だからできる形。
どこのモスクでもそうするようここでも靴をぬいで絨毯に上がる。昼食で飲酒をし