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次章スタート!inデンマーク

わたしは今デンマーク第四の都市、北ユトランド半島にあるAalborg(オールボー)という町に住んでいます。
今年の春に、デンマークで仕事を探すぞ!と決めてから、早5か月ほどが経ちました。

この5か月の間、コーチングの勉強をスタートし、実践の機会を持ちつつ、並行して就職活動も行っていました。

そしてようやく・・・ようやく!
仕事が見つかりました!(ほっ)

デンマークでの就職活動は、日本と違うことばかり。
今日の記事では、デンマークでの(わたしの)就職活動体験を少しシェアしてみたいと思います。


1.International House North Denmarkによるサポート

International House North Denmarkは、外国人や外国企業向けに、ビジネス活動やデンマーク文化への理解促進などの支援を提供している組織です。
この機関の取り組みは本当に多岐にわたります。

居住許可証の発行。
外国人とデンマーク人のネットワーキング。
デンマークでの起業支援。
帯同してきた家族の就職活動支援・・・などなど。

さて。
求職中の外国人がこの組織にコンタクトすると、まずはセミナーへの参加を促されます。
このセミナーでは、デンマークでどうやって就職活動をしたらいいか、デンマーク流のCV(履歴書)の書き方、LinkedInの活用方法、どうやって企業にコンタクトするか・・・などなど、かなり具体的なレクチャーを受けることができます。無料です。

その後、この組織のコンサルタントに個別に依頼すると、これまた無料で、自分の履歴書の添削や、可能性のある企業などを紹介してもらえたり、とコンサルティングサービスを受けることができます。

わたしはこのセミナーとコンサルティングサービスの両方を活用して、履歴書を作成し、それをもとに就職活動を行いました。

ところで、デンマーク流の履歴書でびっくりしたことは次の通りです。
履歴書ひとつとっても、国によっていろいろですよね。

・どんなに長くても2ページに収めること(とはいえ要点は漏らさない)。
・笑顔でナイスな雰囲気の顔写真は必須。
・趣味やレジャーの時間の過ごし方を記載するのはとても一般的(むしろ書くことをオススメされる)。

2.友達のサポート

就職活動を始めると決めた時、周りの友人にはそれを伝えていました。
周りに伝えたことで、色々な形でサポートを貰うことができ、それがものすごーーーーく助けになりました。

「あなたならできる!」と応援してくれたり、「あなたはこんなところが売りになる!」と提案してくれたり。
そういった精神的な支えもとても大きいものでした。

また、友人と会うたびに「どうなってる?」と状況を聞かれることで、プレッシャーも感じつつ「言ったからにはやらないとな・・」と自分を奮い立たせることもできました。笑

そのほかに具体的に友人に助けてもらった事項は、以下のようなものがあります。

①履歴書の添削
英語の添削は、まずChat GPTにお願い。
そのあとに英語ネイティブスピーカーの友人に、より自然な言い回しや、気になる表現がないかチェックしてもらいました。
また、自己紹介文を複数の人に読んでもらい、わたしのキャラクターやスキル、思いがちゃんと伝わるか?どういうキーワードを入れるとより伝わるか?などの意見を貰いました。

②仕事の紹介
仕事の機会は、基本的にはLinkedInや興味のある会社のウェブサイトにアクセスして、求人広告を探します。
ですが、そうすると自分が検索しているキーワードで引っかかる広告しか出てこないのがネックです。
友人にも求職中と伝えたことで、自分では見つけられなかった求人をシェアしてもらったり、社内だけで公開されている求人についての情報を教えてもらったこともありました。
最終的には、友人の紹介で偶然興味を持った仕事に決まったので、周りに言っておいて本当によかった!と思います。

③面接の練習
とある企業の面接に行けると決まったタイミングでは、わたしは英語面接の経験も、事前知識も全くありませんでした。
慌ててYoutubeで色々調べてみましたが、特に目新しい情報があるわけでもなく、いたってオーソドックスな質問の数々に、「なんとかなるんじゃないか?」という気持ちになってきました。
面接本番の数日前。
「聞かれそうなことリスト」を作成し、友人に練習の相手を頼むことにしました。
ところが、実際にやってみると、思ったようには言葉が出てこない!
喋ってみると、いかに頭の中を整理できていなかったか、英語がパッと出てこないか、痛感しました。
練習したおかげで、本番は比較的落ち着いて話せたように思います。

3.面接はカジュアル&長い

デンマークでの面接は、とてもカジュアルでした。
堅苦しさはなく、気さくに質問をし合い、お互いをよく知る場としての時間だと感じます。
もちろん企業ごとのカルチャーや雰囲気はあると思いますが、わたしが受けた会社はとてもリラックスした雰囲気で、受ける側(わたし)もすぐに気持ちを落ち着かせることができたように思います。

面接時間は非常に長いと感じました。
最初の面接は1時間。これは日本でもよくあるかもしれません。

次の面接は2時間ありました。
しかも会社側は3人参加していました。
3人分の2時間は、人件費にすると一体いくらだろうと思ってしまいます。
それだけのコストをかけて、人の採用を決めるのですね。
当たり前かもしれませんが、面接を受ける側としても気持ちが引き締まる気がしました。(無駄な時間にはできないな・・・と)

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まだ仕事は始まっていませんので、これからどうなることやら・・・です。
せっかく得られた機会。頑張ります!

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今日もお読みいただきありがとうございました。Tak!

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