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2021/2/28 新聞記事ピックアップ

こんばんは。2021/2/28の面白かった新聞記事を3つピックアップしていきます。

1. 高齢者の「虚弱」どう防ぐ 科学的な筋トレが盛んに

皆さんはフレイルをご存じでしょうか?加齢に伴う虚弱化を意味するそうです。

このフレイルを防ぐために、適切な筋力トレーニングを導入しましょうというのがこの記事の内容です。

看護師が、筋力トレーニングや有酸素運動が可能かどうかを判断し、運動中も理学・作業療法士や柔道整復師の指導や助言、見守りのもとで、体を痛めにくいように設計した運動器具を使いながら運動する。運動の負荷も、事前に測る筋力などに応じて無理がないように決める。

高齢になると、運動の可否、強度を医療従事者に決めてもらい、運動を進めていくようですね。このあたりの判断などはゆくゆくはAI技術に置き換わり、万人がもっと手軽に運動できるようになる可能性もありそうですね。

筋トレの成果は出やすい。岩坂名誉院長らは、鶴見緑地病院橋波リハビリセンター(大阪府守口市)で2年間、76~96歳の人々を調べた。車椅子を使う人などを除く70人のうち、44人(63%)が「つまずくことが少なくなった」と答え、27人(39%)が「信号が青のうちに横断歩道を渡りやすくなった」と答えた。

ということで、運動の効果は実証されているようです。これから高齢化がますます進む日本では、健康寿命を延ばすことがとても大切だと思いますので、積極的にこのような取り組みが広がると良いですね。


2. 米、J&Jのコロナワクチン承認 初の1回接種

ジョンソンアンドジョンソンのコロナワクチンも緊急使用の承認が下りたようです。

同社のワクチンは1回接種で効果があるということで、現在接種が行われている他社ワクチンが2回接種ということを考えると接種を受ける側は負担が少なくて済みそうです。

保存も冷蔵庫保管で良いらしく、モデルナ、ファイザーのワクチン(マイナス70℃)と比べて保管や輸送もコストがかからない点も優れているように思えます。

米政府によると、第1弾としてまず300万~400万回分のワクチンが来週中に各州や薬局、接種所などに出荷される。J&Jは米国向けに3月末までに2000万回分、6月末までに1億回分を供給する見通し。2021年には10億回分を生産する計画だ。

やはり目下の問題としてはワクチンの供給量が世界人口に届かない点でしょうか。WHOのテドロス氏も富裕国がワクチンを多く手に入れていることに対して異議を唱えていましたが、世界の人がワクチンを接種できるような供給量が実現されると良いなと思います。


3. アルツハイマー病進行、AIで予測精度85% 富士フイルム

富士フイルムの開発したAIが、「軽度認知症から、アルツハイマー病へ病状が進行するか否か」を85%の精度で予測できたそうです。

富士フイルムはアルツハイマー病に関する共同研究のデータベースを使ってAIを開発した。磁気共鳴画像装置(MRI)でMCI患者の脳を撮った3次元画像を解析するとともに、認知能力テストの点数や年齢、遺伝子情報などと組み合わせ、症状を予測する。写真で培った画像認識や深層学習(ディープラーニング)の技術を活用した。

軽度認知症患者の遺伝子情報や脳のMRI画像をAIで解析し、アルツハイマー病への進行が起こることを85%の確率で予測できたとのことで、今後は同病気に対して適切な治療を早期に受けられるようになりそうです。

「軽度認知症→アルツハイマー病への進行」は個人差があるらしく、軽度認知症を維持したり、軽度認知症が改善する場合もあるとのこと。

アルツハイマー病の治療薬の開発が難航していますが、上記の通り、軽度認知症の患者に対して薬を投与した際に、薬の効果を得ずして認知症が治ってしまう患者が一定数いることで、薬の効果が分からなくなっているからなのだそうです。

AIを使った予防、診断、へするケアの分野はこれからも活発に研究開発がなされるでしょうから、非常に楽しみですね。

このほかにも、内閣支持率が44%であること、福島第一原発3号機の使用済み核燃料プールから核燃料がすべて撤去されたことなどがニュースになっておりました。

皆さんはどんな一日だったでしょうか?

最後まで読んでくださった皆さんにも素敵なニュースが訪れることを願っております。




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