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独学の技法

教養主義になるな!

ただただ教養を身につけることが目的になっていては意味がない。教養を身に付けて、活かすことが重要。「仕事ができる」×「教養がある」=「最強」であるが、実際そうはなかなかいかない。

カウンターバランスがあると長続きする

例えば皇帝とローマ教皇が併存することで国は安定していた。対してスターリンやヒトラーは独裁的で国は長続きしなかった。実は相反するものを居合わせる方がシステムは長続きするのである。

読書は共感できない内容にも線を引け!

読書する際、どうしても共感できる内容に線を引きがちになる。しかし共感できない部分にこそ線を引こう。共感できない内容をインストールすることは、自分の器を広げられて、思考に偏りがなくなるからである。

リベラルアーツ(教養)を身につけろ!

金利はプラスというのが一般常識だが実はそうではない。たとえば古代エジプトではマイナス金利を採用していた。それは銀行にお金を預けると、逆にお金が減るからだ。そのため国民はお金を使おうとする。食べ物に使うにも当時は冷蔵庫もないため、結局何にお金を使ったかと言うと長期間に渡って富をもたらすインフラにお金を費やした。その結果、エジプトでは灌漑農業が発達した。これこそが教養である。

本のアウトプット

メモやアウトプットは忘れるためにする。そうすることで脳の作業スペースが開放される。ビジネスの現場ですぐに活用できない文学作品はなおさら記録として残すべきである。いつどこで役に立つかわからないのがリベラルアーツだからだ。そして次から次へと新書に手を出すよりも、不朽の名本を何度も読む方がよいこともしばしある。

そしてアウトプットする際はただ要約するだけではいけない。そこから何を学びとり、次にどう活かせるのかという示唆を付け加えることが必要。

コラム

ジョブスがコンピュータのフォントにこだわったのはカリグラフィーを専攻していたからという。

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