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未知数を楽しむこと

昨日のnoteで紹介した「第1回 MOUNTAIN PORT JAMBOREE(マウンテンポートジャンボリー)」はこれまでよく開催してきたいわゆる「レース」ではないイベントだ。

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自転車にせよトレイルランニングにせよアウトドア色の強いイベントはどうしても会場へのアクセスが悪かったり、基本的には会場を参加者だけのものとして管理&運営されることがほとんどであると思う。レースへ参加、または興味のある人たちにとってみればそれでも良いのだが、興味の薄い人や「ちょっと覗いてみたいけど…」という人にしてみれば、そのクローズドな環境というのはとても高いハードルであるように思うし、そこには「偶然見た」「偶然通りかかった」というようなことは生じず、画一的なものになってしまうことは避けられれない。

一方でイベントを運営する方としてはレースとして参加者を集めあらかじめ人数を把握し、安全に管理&運営する方が様々な対策&対応もしやすく合理的でもある。また「レース」というフォーマットに落とし込む事で、共通のルールなど意識や価値観に基づいたコンセンサスも図りやすく、ある種の価値観に裏付けられた盛り上がりや、シンパシーなどは強く感じることができる。これはスポーツに限らず音楽のコンサートやフェスにも当てはまるように思う。

そう思うと今回の「第1回 MOUNTAIN PORT JAMBOREE(マウンテンポートジャンボリー)」はこれらの「わかりやすい」といえるイベント体系から一歩踏み出し「誰れでも楽しめる」「誰でも来やすい場所」でこうしたアウトドアの気配を持ったイベントを行うことは非常に挑戦的な試みであるように思う。その半面で「ぼんやりしている」「わかりずらい」「どの程度共感、共有してもらえるのか」「実際どれくらいの人が足を運んでくれるのか想像できない」など、あまりに想像できないことが多く、正直その運営に関わる側としてもあまりに未知数と言わざるを得ない。

さて、こうした初開催となるイベントがどのような化学反応を見せるのか、また多様な人が繋がり、そこにこれまでなかった新しい価値観が提示できるのか、まさに見どころであるし、それを楽しみにしないはずもない。多くの人たちと一緒に当日にいたるプロセスを楽しんでいきたいと思う。

まだまだフリーマーケットへの出店者、そしてこうした活動を応援してくださる協力企業も募集中である。「なんだか楽しそうだな」そう感じた人はきっと間違いじゃない、きっとその先に自らを楽しくできる世界が広がっているはず。是非とも参加してほしい。

・フリーマーケットのエントリーについて/Hatch on note

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