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アサーティヴになりた~い!自分の本当の気持ちをわかるのはむずかしい!

アサーション、アサーティヴのどちらの言葉も使われます。
アサーティヴという言葉を知ったのは、すでに30年以上前です。そして、アサーティヴの講座を受けたり、自主的な勉強会に参加したり、もう長いことアサーティヴについて学んでいます。
ここ3年参加しているオンラインの勉強会「もっとアサーティヴにいきたい会」は、参加者が自主企画をして学ぶというちょっと大変な勉強会ですが、学びも深くなってきています。
しかし、未だになかなかアサーション、アサーティブになることは難しいと感じています。わたしのとっては、これからも長く続く「探究の旅」。


◆ちょっと長いはじめに

アサーションについて書いてみようと思ったので、noteにアサーションについて、どのような記事があるのか検索したら、「もうあきらめない!がまんしない!図解アサーション入門」の記事を見つけました。

アサーションについて、わかりやすく大切なことがたくさん書かれている記事です。わたしがこの記事で特にいいなーと思ったのは、「生意気とアサーションは同じではなく」ポイントとなるのは「自己信頼」であるというところです。

そこで注意したのは「生意気とアサーションは同じでない!」ということです。そこでポイントとなるのが「自己信頼」になってきます。

 自己信頼とは、簡単に言うと自信のことです。自分をある程度頼りにすることができるようになること、自分を当てにできることが自信です。自信(自己信頼)は、自分ができることは実行し、できないことを認めて助けを得ることから培われます。自分の思いを正直に、素直に表現したとき、それにきちんと反応してくれる人が必要だということになるでしょう。

もうあきらめない!がまんしない!図解アサーション入門

この記事で参考にされている平木典子『マンガでやさしくわかるアサーション』には、書かれている内容かもしれません。

そして、「奥に隠れている自分の本当の気持ちに気づきにくいものです。」ということも書かれていました。
今回の記事では、「自分の本当の気持ちに気づいた」体験について書こうと思います。

◆ナラテイヴ・セラピーのデモセッション

コロナが始まったころから「ナラティヴ・セラピー」を積極的に学び始めました。「ナラティヴ・セラピー」の勉強会では、ナラテイヴ・セラピーのデモセッションがしばしば行われます。

職場でのイライラ

デモセッションのクライアント役で、職場の「回覧板」が回らないことに「イライラ」しているわたしの気持ちについて話しました。
今頃職場で「回覧板」?と思われる方も多いかと思います。メールでの連絡もあるのですが、行政(行政機関で働いています)は読み物が沢山あって、ご近所さんのように、今でも「回覧板」があります。

大変お世話好きの先輩の男性職員の方が退職されてから「回覧板」のことを気にかける人がいなくなって、まわらない「回覧板」になってしまっていました。わたしも今の職場では、長く働いている方なので「回覧板」が回らないことが気になり「イライラ」していました。

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同僚に、「見たら他の人に回してください」と言っても「馬耳東風、馬の耳に念仏」の感じで、職場の人間関係もちょっとギクシャクして険悪な感じになっていました。

デモセッションでこの話をするには、とても勇気がいりました。
回覧板が回らないことに「イライラ」する「わたし」って「何と気持ちの小さい奴」と思いませんか?
気づいた人が回せばいいじゃんとか思う人もいますよね。
あるいは、困ればみんな回すようになるんじゃない思う人もいるかもしれません。事実に対して、人の気持ちは様々です。
という中で、わたしは回覧板は、ちゃんとまわすもんでしょという気持ちが強くてイライラしていました。

「イライラ」の正体は

このセッションでわかったのは、「イライラ」の奥に「あるもの」は、「わたしが大切にしたい」と思っていることだったのです。「回覧板がきちんと回らないと、みんなが困る」と思っていたのです。

「回覧板を回してください。」と言う時に、
「回覧板が回らないと、みんなが困ると思うから、回してください。」と自分の気持ちを添えて伝えて言うのと
「回覧板は、ちゃんと回さないといけないものでしょ」と、さっさと回すことを強要するのとでは、そこに伝わってくるものの違いがあるのではないかと思います。

自分の気持ちを観察すること

「ポリヴェーガル理論」では、このような自分の感情は、自律神経の反応で、自分を守っていると捉えています。また、自律神経の反応は、その人の本来持っている性質やどのような育ちの経験をしたかによってかわってきます。

「ポリヴェーガル理論」で、このような自律神経の反応に対して、観察することを大事にしています。
まず、イライラしている自分の感情(自律神経の反応)に「気づく」。そして、そのイライラしている感情(自律神経の反応)について、「良い」「悪い」の評価をしないで、「イライラしているんだなー」と「受け止める」、そして、「何が気になる」「何を求めている?」と、自律神経の反応である感情(「からだの声」)を聴くというプロセスです。

ポリヴェーガル理論を学んでから、アサーティヴになるためには、ポリヴェーガル理論で言われている「大丈夫ゾーン」つまり「耐性領域」を広げることが大事なのではないかと思うようになってきています。

◆自分も相手も尊重することの大切さ

また、アサーションな自己表現する時に、大切なことは「自分」も「相手」も尊重することではないかと、「もうあきらめない!がまんしない!図解アサーション入門」の記事を読んで、もう一度その大切さを思っています。

自分の気持ちをはっきり相手に伝えようと思った時、「自分」も「相手」も大切にして伝えようとしているか。自分の気持ちを伝えようということばかりにフォーカスしていないか。
もう一度立ち止まって、自分の「今ここの気持ち」を観察して、じっくり味わってから、伝えることの大切さをこの記事を書きながら考えています。

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