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【認知症ケア】認知症に対しての無力感

落ち着けない認知症ご利用者

訪問リハビリの現場では

認知症の方も多く

中でも

精神症状(興奮、イライラ、無気力など)
行動症状(暴言、暴力、介護拒否、弄便等)

が強い方がたくさんおられます。

これらが

ご家族がひどく疲弊される原因のひとつです。



ですが

対応の仕方で

落ち着かれることが多々あることも事実です。


訪問リハビリの現場

訪問リハビリでは

そんなご家族が困りやすい症状を考慮し

ご家族に対して

コミュニケーション方法や

生活対応ポイントをお伝えするわけですが…


うまくいくこともあれば

うまくいかないこともあります。



ご家族の対応でうまくいかない場合は

下記のようになります。


ご家族のご対応が変わらない

今までの対応

本人落ち着かない


最終的に

ご家族イライラ

   ↕

本人落ち着かない


の悪循環に陥ることが多いのです。



悪循環に陥りやすいご家族の思考

1.白旗思考

「この人はボケてるから何をやってもだめ。」

「プロはできても素人には無理だ。」


2.わかってもらえるはず思考

「今まで通り説得すればわかってもらえるはず」

に大別されると考えます。

おそらく根底の価値観に

「認知症になったら終わり」
「認知症の人には何を言っても無駄だ。」
「家族であれば伝わるはず。」

といったことがあるかと推測されます。


実はこの考え方、価値観が

なかなかに事態をややこしくしてしまいます。


認知症について知ろう!


認知症ケア・リハビリも

日進月歩で発展してきました。


認知症についても明らかになってきたことが

あります。


糖尿病になれば糖尿病について

脳卒中になれば脳卒中について

痛風になれば痛風について

おそらく調べてそれ以上悪化しないように

努めると思います。


認知症症状に対しても同じく対応方法はあります。


認知症予防の情報はこんなにもたくさんあるのに

認知症になった後の情報が世に出にくいのは

腑に落ちません。


テレビでは

奇跡的に回復した超レアケースばかり。


ほとんどの場合は都合よく回復しません。

認知症になっても

穏やかに生活するにはどうしたらよいか

そんな情報が世の中に広まるよう

泥臭く発信していきましょう!


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!

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