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高齢期リハビリのココロエ26 こんな考え方は老化が進みやすい…かも

「病気になって動きにくくなったから、家族に家事をやってもらおう。」
「もう歳だから嫁に家事をしてもらって当然。」
「仕事を定年まで頑張った。もう何もせずのんびり暮らそう。」
「同居したから娘が家事をしてくれる。」
「妻が今までは家のことをしてきたから、これからも家のことは妻に任せよう。」
「車椅子になったらもう何もできない。」
「麻痺が回復しないと元の生活に戻れない。」
「人に迷惑をかけるから動かないようにしてます。」
 高齢者リハビリの現場にいると色んなご意見を当事者から聞きます。上記がそうなのですがこれらの考えでいると、ある共通点にいきつきます。さて、それはなんでしょうか?
 答えは『頭手足を動かさなくなる』でした。人間は『動くことをやめると弱ります』、これは自然の摂理ですね。そして行動というものは価値観や考え方が関わってきます。
 もし上記のように同居したから嫁に家事を全部任せようものなら、活動量が減り身体が衰えていくでしょう。
 では「車椅子になったらわたしは何もできない(はず)」という思考はどうでしょうか?果たしてそれは事実でしょうか?「麻痺が回復しないと生活が送れない」も本当でしょうか?
 高齢期になると上記のような行動をストップさせる価値観や思考が非常に出やすくなります。そうならないために、どんな環境、状態でも活動習慣をキープすることが健康・幸福につながっていると考えていきましょう!


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