見出し画像

【高齢期リハビリ】速い老化・遅い老化

訪問リハビリを長年していますと

老化の速い方、遅い方がいらっしゃる

と感じます。


老化4原則(ストレーラー)

そもそも老化とは

誰にでも起こり(普遍性)
少しずつ進み(進行性)
生物には元々プログラムされており(内在性)
機能低下を起こす(有害性)

の4つの原則が提唱されてます。

※wikipedia「老化」より引用


そして

老化はなぜ起こるのか、は

色々な説がありますが

まだ解明されていません。



今回は臨床でみた

老化スピード

についてお話しますね。


老化・身体に合った生活習慣

老化スピードがすごく緩やかな方がいます。

それは

身体に合った生活習慣ができる方
例え要介護・要支援になったとしても
できることは自分でする方です。



やはり何かしら身体に障害があると

生活がガラッと変わります。

今までの方法ではできないことも増えます。



それでも

動作方法や物を使って工夫する
人に一部手を借りて行う

それを生活習慣にしている方は

老化のスピードが緩やかです。



つまりどんな状態になっても

頭も身体も気持ちも動かす生活をし続けること

ですね。


え?そんなの当たり前では?



と思われるかもしれませんが

これがなかなかできない。



要介護・要支援になってから

老化スピードを緩やかにする生活を

送るのは相当気遣わないと

意外とできないものなんです。


訪問リハビリに依頼されている大体の方は

生活が崩れている方です。


脳トレ・筋トレは生活のほんの一部

基本的には老化スピードを緩やかにする条件の

ひとつは

老化したその身体に合わせた
頭と気持ちと身体を使う生活をすること

です。


その生活の中に

脳トレやマシントレーニング、機能訓練が

あると解釈します。

それさえしてればいいというわけでは

決してありません。

注目しすぎると

それさえやってれば大丈夫

と思いがちになりますが…。


デイサービスやデイケアに通われていれば

家(施設)の生活をどうするのかも

同時に考えていくことが重要です。



訪問リハビリで

たくさんの方をみてきましたが

生活が変わることで

驚くほど

心身が変わることがあります。


生活上考慮すること

老化すれば生活する上で

動くリスク

身体の動く範囲

家族の不安

物的環境

色々と考慮することがあります。



それを考えるのが

介護保険チーム、本人、家族です。



ひいては

年齢に合わせ

生活を作り上げることがフォーカスされる

社会的価値観と

そんな介護保険サービスが増えれば

どんな状態になったとしても

老化スピードを

緩められるかな

と考えます。


最後まで読んでいただきましてありがとうございました!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?