民族について考えた夜
巷では地政学というものが流行っておりますが、僕は少々荒っぽい理論だと思っています。
確かに地理的要因によって経済や軍事行動がパターン化されることはありますが、何もそれだけで世界の国境が決まっているわけじゃないし、世界で起こっている政治的課題が説明できるわけではない。
大学で国際政治学を専攻して以降、この手の話は好きなんです。ゼミでは世界平和について学んでおりました。
民族と宗教と歴史、この3つが世界平和には欠かせないキーワードだと僕は思います。
その中でも複雑なのが民族。知っているようで知らないこと、まだまだたくさんありました。
僕はブルーハーツの『青空』という曲が好きです。
「生まれたところや皮膚や目の色で一体この僕の何がわかるというのだろう」
80年代に社会への痛烈な批判とともに歌われたこの曲の歌詞が、40年近く経っても未だに解決せずにブラックライブズマターなどで顕在化している現代。
そもそも、人も文化も歴史も考え方も生き方も、多様なことを知らなけりゃ多様性を認め合える社会なんて始まるわけはなく。
まずは知ることが重要なのだと思うのです。この本にあるように、「必須教養」として民族を、あなたと私の違いを知ること。
次は同じ山中先生が書いた5大宗教の本を読もうかな。実は、宗教の話も好きなんです。
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